一条工務店の吊り戸がずれる原因と直し方|自分で調整する方法

*当ページには広告が含まれています。

一条工務店の住宅にお住まいで、最近、吊り戸の動きがスムーズでなかったり、きちんと閉まらなくなったりしていませんか。

一条工務店の吊り戸がずれるという問題は、多くのオーナー様が一度は経験する可能性のあるトラブルです。

毎日使うものだからこそ、少しのずれや不具合が気になってしまうものだと思います。

扉が傾いていたり、床との間に隙間ができていたりすると、見た目が悪いだけでなく、開閉時の異音や、すきま風の原因にもなりかねません。

この記事では、一条工務店の吊り戸がずれる主な原因の特定方法から、ご自身でできるDIYでの調整方法、いわゆる直し方までを詳しく解説していきます。

特に、一条工務店独自の製品であるスリットスライダーや、便利なソフトクローズ機能の不具合についても触れていきます。

また、自分で修理する際に必要となる工具の紹介や、どのような場合に専門の業者へ依頼すべきか、その際の費用はどのくらいかという点にも言及します。

さらに、不具合の再発を防ぐための効果的なメンテナンス方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を最後までお読みいただくことで、吊り戸のずれに関する悩みを解消し、快適な住環境を取り戻すための一助となるでしょう。

この記事でわかること
  • ➤一条工務店の吊り戸がずれる主な原因
  • ➤吊り戸のずれや傾きを自分で確認する方法
  • ➤DIYでできる吊り戸の基本的な調整方法と直し方
  • ➤スリットスライダーやソフトクローズ特有の問題点
  • ➤調整作業に必要となる具体的な工具の種類
  • ➤専門業者に修理を依頼する際の費用相場
  • ➤吊り戸を長持ちさせるための定期的なメンテナンス方法
【PR】見積もり比較でリフォームは安くなる!

【タウンライフリフォーム】
一括無料比較サービス
料金 無料
見積り 見積もり、リフォームプラン、専門家からのアイデア&アドバイスの3つが届きます
特典 ■成功する家づくり7つの法則と1つの間取り情報プレゼント!
■リフォーム補助金まるわかりBOOKプレゼント!
メーカー数 全国600社以上(※2025年5月現在タウンライフ株式会社調べ)
一括依頼できる会社数 無制限

一条工務店の吊り戸がずれる主な原因と確認方法

この章のポイント
  • ➤日々の使用によるネジの緩みが原因
  • ➤部品の経年劣化や摩耗も考えられる
  • ➤ソフトクローズ機能の不具合とは
  • ➤スリットスライダー特有の問題点
  • ➤最初に確認すべき傾きのチェック方法

一条工務店の住宅で採用されている吊り戸は、デザイン性が高く、床にレールがないため掃除がしやすいというメリットがあります。

しかしその一方で、構造上、時間の経過とともにずれが生じることがあります。

一条工務店の吊り戸がずれるという現象が起きたとき、多くの場合はいくつかの特定の原因に集約されます。

原因を正しく理解することが、適切な対処への第一歩となります。

ここでは、吊り戸がずれる主な原因と、不具合の状況を正確に把握するための確認方法について、詳しく掘り下げて解説していきます。

ご自宅の吊り戸に問題を感じている方は、まずこの章を読んで、原因の特定から始めてみましょう。

日々の使用によるネジの緩みが原因

一条工務店の吊り戸がずれる最も一般的で、そして最も基本的な原因は、扉を吊り下げている金具の調整ネジが緩むことです。

吊り戸は上部のレールから吊り下げられる形で設置されており、その重量はすべて吊り車と呼ばれる部品と、それを固定するネジにかかっています。

毎日の開け閉めによる振動や、扉自体の重みが長時間かかることで、これらの固定ネジや調整ネジが少しずつ緩んでくるのは避けられない現象と言えるでしょう。

特に、開閉の頻度が高いリビングの扉や、少し力を入れて閉める癖がある場合などは、緩みが発生しやすくなる傾向にあります。

ネジが緩むと、扉の高さや水平が微妙に狂い始め、最初は気づかない程度のずれでも、放置しておくと徐々に大きくなっていきます。

結果として、扉が床を擦るようになったり、枠に当たってしまったり、あるいは扉と壁の間に隙間ができてしまうといった症状につながるわけです。

このネジの緩みは、多くの場合、特別な工具を使わなくても、家庭にあるドライバーや六角レンチで締め直すことで解消できます。

つまり、一条工務店の吊り戸がずれる問題の多くは、この調整ネジの緩みが根本的な原因となっている可能性が高いのです。

したがって、何か不具合を感じたら、まずは調整ネジが緩んでいないかを確認することが、問題解決への最も近道となります。

後の章で詳しく説明する調整方法も、このネジを操作することが基本となりますので、まずは「ネジの緩み」が最大の原因候補であると認識しておきましょう。

部品の経年劣化や摩耗も考えられる

毎日の開閉によって生じるネジの緩みが主な原因である一方で、長年使用している場合には、部品そのものの経年劣化や摩耗も、一条工務店の吊り戸がずれる原因として考えられます。

吊り戸をスムーズに動かしているのは、レールの中を走行する「吊り車(ランナー)」と呼ばれる部品です。

この吊り車には、多くの場合、樹脂製やゴム製のローラーが使われており、これらが長期間の仕様によって摩耗したり、変形したりすることがあります。

ローラーがすり減ると、扉の高さが微妙に下がり、結果として床を擦る原因になります。

また、摩耗によってローラーの回転がスムーズでなくなると、開閉時に異音が発生したり、動きが重くなったりする症状が現れるでしょう。

さらに、吊り車本体や、扉の振れを抑えるためのガイドピンといった他の部品も、金属疲労やプラスチックの劣化によって、本来の性能を発揮できなくなる可能性があります。

特に、湿気の多い場所や、直射日光が当たる場所の吊り戸は、部品の劣化が早く進む傾向があるため注意が必要です。

部品の劣化が原因である場合、ネジの調整だけでは根本的な解決には至りません。

症状が改善しない場合は、部品の交換が必要になるケースもあります。

一条工務店のアフターサポートに連絡し、純正の交換部品を取り寄せたり、交換作業を依頼したりすることを検討する必要が出てくるでしょう。

築年数が経過している住宅の場合は、単なる調整の範疇を超えた、部品の寿命も視野に入れて原因を探ることが大切です。

 

ソフトクローズ機能の不具合とは

最近の住宅設備では標準的になったソフトクローズ機能は、一条工務店の吊り戸にも採用されています。

この機能は、扉が閉まる直前にブレーキをかけ、ゆっくりと静かに引き込むための装置(ダンパー)によって実現されています。

非常に便利な機能ですが、このソフトクローズの機構が不具合を起こすことも、一条工務店の吊り戸がずれる、あるいは正常に閉まらなくなる原因の一つです。

ソフトクローズの不具合には、いくつかの典型的な症状があります。

例えば、本来ブレーキがかかるべき場所でかからず、扉が勢いよく「バンッ」と閉まってしまうケースです。

これは、内部のダンパーが効かなくなっているか、扉側の部品(トリガー)をダンパーがうまくキャッチできていない可能性があります。

逆に、扉が閉まる途中で不自然に引っかかったり、最後まで完全に閉まりきらなかったりする症状もよく見られます。

これは、ダンパー機構内部の油圧やギアに問題が生じているか、レール内にゴミが詰まっていることが原因かもしれません。

これらの不具合は、吊り戸全体のずれと連動して発生することも少なくありません。

扉の高さや水平がずれていると、ソフトクローズの部品同士が正しい位置でかみ合わなくなり、結果として機能不全に陥ってしまうのです。

そのため、ソフトクローズの調子が悪いと感じたときは、まず扉全体のずれを直し、それでも改善しない場合に、ソフトクローズ部品自体の調整や故障を疑うという手順で確認するのが良いでしょう。

部品の故障が明らかな場合は、個人での修理は難しいことが多いため、メーカーへの問い合わせが必要となります。

スリットスライダー特有の問題点

一条工務店の象徴的な建具の一つである「スリットスライダー」は、壁の中に扉が収納されることで、開放的な空間を演出できる人気のオプションです。

しかし、この特殊な構造ゆえに、通常の上吊り引き戸とは異なる特有の問題点が存在します。

スリットスライダーで一条工務店の吊り戸がずれる場合、いくつかの特有の原因が考えられます。

第一に、壁の内部に設置された複雑なレールやガイド機構の問題です。

扉が壁の中をスムーズに出入りするため、通常の吊り戸よりも多くの部品が使われています。

これらの部品の位置が少しでもずれると、扉が壁に擦れたり、途中で引っかかったりする原因となります。

第二に、壁内収納という構造上、内部のメンテナンスがしにくいという点です。

レールや吊り車に埃やゴミが溜まっても、簡単には掃除ができません。

溜まったゴミが原因でローラーの動きが悪くなり、ずれや異音を引き起こすことがあります。

また、スリットスライダーは見た目をスッキリさせるため、調整ネジが隠された設計になっていることが多く、どこをどう調整すればよいのか分かりにくいという声も聞かれます。

調整方法を誤ると、かえって症状を悪化させてしまう可能性もあるため、取扱説明書をよく確認するか、無理せず専門家に見てもらうのが賢明です。

特に、扉が壁の中から出てこなくなった、あるいは完全に収納できなくなったといった深刻なトラブルの場合は、個人での対処は困難です。

スリットスライダーの不具合は、その構造の特殊性を理解した上で、慎重に原因を特定する必要があります。

最初に確認すべき傾きのチェック方法

一条工務店の吊り戸がずれる問題に直面したとき、やみくもにネジを回し始める前に、まずは現状を正確に把握することが重要です。

その第一歩として、扉がどのように傾いているのか、またはずれているのかを視覚的にチェックする方法を覚えておきましょう。

特別な道具がなくてもできる簡単な確認方法から、より正確なチェック方法までを紹介します。

目視による簡易チェック

まずは、扉を閉めた状態で、扉とドア枠、そして床との隙間を確認します。

扉の縦のラインと、ドア枠の縦のラインが平行になっているかを見てください。

もし、上部の隙間よりも下部の隙間が広い、あるいはその逆であれば、扉が左右どちらかに傾いている証拠です。

次に、扉の下端と床との隙間を確認します。

扉の端から端まで、隙間の幅が均一であるかを見てみましょう。

もし片側だけ床に近くなっているようであれば、扉が前後に傾いているか、高さがずれていることを示しています。

水平器を使った正確なチェック

より正確に傾きを確認したい場合は、水平器(レベル)を使用するのがおすすめです。

ホームセンターで手軽に購入できますし、最近ではスマートフォンのアプリにも水平器機能が搭載されているものがあります。

扉の上端に水平器を当てて、気泡が中央に来るかを確認します。

これで扉が水平になっているかが一目でわかります。

同様に、扉の側面に水平器を当てれば、垂直が保たれているかも確認できます。

これらのチェックを行うことで、扉が「左右に傾いている」のか、「前後に傾いている」のか、「高さがずれている」のか、具体的な問題点が明確になります。

この情報があるだけで、どの調整ネジをどのように操作すればよいのか、的確な判断が下せるようになります。

修理作業の成功率を高めるためにも、この最初の「傾きのチェック」は丁寧に行いましょう。

【PR】無料!あなたにピッタリのリフォーム会社を発見できる!

見積もり、リフォームプラン、専門家からのアイデア&アドバイスがもらえる
\【タウンライフリフォーム】/

タウンライフリフォームの特徴
  • オンラインで自宅から簡単に一括依頼が可能
  • サービスの利用にかかる費用は無料
  • リフォームプランや見積書を貰える
  • 要望の入力フォームに画像を添付できる
  • 相見積もりをとれるので費用が安くなる
  • 見積もり依頼する業者は自分で選べる
  • 専門アドバイザーが在中し、相談も可能
  • お断り代行がある

タウンライフリフォームは、全国600社※以上の信頼できる住宅メーカーと提携しており、一度の申し込みで複数社から具体的な提案を受けられるサービスです。
(※2025年5月現在タウンライフ株式会社調べ)

見積もり依頼をすすると、希望するリフォーム会社から見積もりだけでなく「リフォームプラン」「アイデア&アドバイス」も無料でもらうことができます。

また、3Dパースを使用したリフォームプランも無料で作成してもらえるのがタウンライフリフォームの強みです。

他社では見積もりのみ、もしくは有料でのプラン作成が一般的です。

一括見積もりサービスメリットは、業者ごとの強みを比較できる、全体的な費用感がつかめる、優先順位の相談ができるため、最適な住宅リフォームに出会うことができます。

\簡単!60秒で入力完了!/

一条工務店の吊り戸がずれる場合の調整と対策

この章のポイント
  • ➤DIYでできる基本的な直し方
  • ➤調整に必要となる工具一覧
  • ➤本格的な修理を業者に依頼する費用
  • ➤吊り戸を長持ちさせる定期メンテナンス
  • ➤一条工務店の吊り戸がずれる問題の総括

一条工務店の吊り戸がずれる原因を特定できたら、次はいよいよ具体的な調整作業に入ります。

多くのケースでは、専門的な技術がなくても、ご家庭でDIYとして対処することが可能です。

しかし、どのネジをどう動かせば良いのか、どんな工具が必要なのかを知らないまま作業を始めると、かえって状況を悪化させてしまうこともあります。

この章では、一条工務店の吊り戸がずれる際の、自分で行える基本的な直し方から、必要な工具、そしてDIYの範囲を超える場合の業者依頼の目安や費用についてまで、網羅的に解説します。

さらに、一度直した吊り戸が再びずれることを防ぐための、日頃からできるメンテナンス方法も紹介します。

正しい知識を身につけて、安全かつ確実な吊り戸の調整を行いましょう。

DIYでできる基本的な直し方

一条工務店の吊り戸がずれる問題は、多くの場合、ご自身での調整が可能です。

ここでは、最も一般的な吊り戸を例に、基本的な直し方の手順をステップバイステップで解説します。

作業を始める前に、必ずご自宅の吊り戸の取扱説明書を確認してください。製品のモデルによって、ネジの位置や形状が異なる場合があります。

ステップ1:調整ネジのカバーを外す

まず、吊り戸の上部側面、または上端にある調整機構を探します。

多くの場合、見た目をスッキリさせるためにプラスチック製のカバーで覆われています。

このカバーは、手でスライドさせたり、マイナスドライバーなどで軽くこじったりすることで外せるようになっています。

カバーを外すと、いくつかの調整ネジが見えるはずです。

ステップ2:上下(高さ)の調整

扉が床を擦っている、または上枠との隙間が均一でない場合は、高さの調整が必要です。

通常、吊り車本体にある大きめのネジが上下調整用のネジです。

このネジをドライバーや六角レンチで回します。

時計回りに回すと扉が上がり、反時計回りに回すと扉が下がることが一般的です。

扉の両端に吊り車があるため、左右のネジを少しずつ均等に回しながら、扉の下端が床と平行になるように調整します。

一気に回さず、半回転させては扉を動かして様子を見る、という作業を繰り返すのがコツです。

ステップ3:左右(水平)の調整

扉がドア枠に対して傾いている、つまり扉と枠の隙間が上下で異なっている場合は、左右の調整を行います。

左右調整用のネジは、上下調整ネジとは別に設けられています。

このネジを回すことで、吊り車に対して扉が左右にスライドし、傾きを補正できます。

扉と枠が平行になるように、隙間を見ながら慎重に調整してください。

ステップ4:前後の調整

扉が枠に対して出っ張っていたり、逆に引っ込んでいたりする場合、前後の位置調整が必要です。

この調整機能はすべての吊り戸にあるわけではありませんが、調整機構があれば、対応するネジを回して扉の面を壁面と揃えます。

すべての調整が終わったら、一度カバーを付けずに扉を数回開閉させ、スムーズに動くか、異音はしないか、ソフトクローズは正常に機能するかなどを確認します。

問題がなければ、最後にカバーを取り付けて作業は完了です。

調整に必要となる工具一覧

一条工務店の吊り戸がずれる問題をDIYで解決しようとする際、特別な専門工具はほとんど必要ありません。

多くの場合、ご家庭に常備されているか、ホームセンターで簡単に入手できる基本的な工具で対応できます。

作業をスムーズに進めるため、事前に以下の工具を準備しておくと良いでしょう。

  • プラスドライバー:最も使用頻度が高い工具です。調整ネジの多くはプラスネジが使われています。ネジのサイズに合ったもの(通常は2番サイズ)を用意しましょう。
  • 六角レンチ(ヘキサゴンレンチ):製品によっては、調整ネジに六角穴付きボルトが使われている場合があります。ミリ単位で複数のサイズがセットになったものを一つ持っておくと便利です。
  • マイナスドライバー:調整ネジのカバーを外す際に、隙間に差し込んでこじるために使うことがあります。ただし、傷をつけないよう、先端に布を当てるなどの配慮が必要です。
  • 脚立または踏み台:吊り戸の上部にある調整機構に手が届くように、安定した足場を確保するために必須です。椅子など不安定なもので代用するのは危険ですので避けましょう。
  • 水平器(レベル):扉の水平・垂直を正確に確認するためにあると非常に便利です。感覚だけに頼らず、客観的な指標で調整することで、より精度の高い仕上がりが期待できます。スマートフォンアプリでも代用可能です。
  • 懐中電灯:調整機構の内部は暗くて見えにくいことがあります。手元を明るく照らすことで、ネジの形状や状態を正確に確認でき、作業効率が上がります。

これらの工具を事前に揃えておくことで、作業を中断することなく、効率的に調整を進めることができます。

特に、ご自身の家の吊り戸の調整ネジがプラスドライバーで回せるのか、それとも六角レンチが必要なのかを、作業開始前にカバーを一度開けて確認しておくことをお勧めします。

本格的な修理を業者に依頼する費用

DIYでの調整を試みても、一条工務店の吊り戸がずれる問題が改善しない、あるいは原因が特定できない場合もあります。

部品の故障が疑われるケースや、スリットスライダーのように構造が複雑な場合、また作業に自信が持てない時などは、無理をせずに専門の業者に依頼するのが賢明です。

では、業者に修理を依頼した場合、費用はどのくらいかかるのでしょうか。

まず、依頼先として最初に検討すべきは「一条工務店のアフターサポート」です。

保証期間内であれば、無償で対応してもらえる可能性があります。

保証期間が過ぎていたとしても、自社の製品について最も詳しい専門家ですので、的確かつスムーズに修理を行ってくれるでしょう。

費用は、作業内容によって大きく変動します。

  1. 出張費・基本作業費:技術者を派遣するための基本的な費用です。地域や業者にもよりますが、一般的には5,000円から15,000円程度が相場となります。ネジの調整など、簡単な作業で済む場合は、この範囲内で収まることが多いようです。
  2. 部品代:吊り車やソフトクローズのダンパーなど、部品の交換が必要になった場合は、上記の基本料金に加えて部品代が別途かかります。部品の種類にもよりますが、数千円から2万円程度が目安です。
  3. 追加作業費:扉の脱着が必要な大掛かりな修理や、原因特定に時間がかかった場合などには、追加の技術料が発生することもあります。

トータルで見ると、簡単な調整であれば1万円前後、部品交換を伴う修理であれば2万円から5万円程度を見ておくと良いでしょう。

もちろん、これはあくまで一般的な目安です。

正確な費用を知るためには、必ず事前に見積もりを取ることが重要です。

一条工務店のアフターサポートに連絡し、症状を詳しく伝えた上で、概算の費用を確認しましょう。

費用はかかりますが、プロに任せることで、安全かつ確実に問題を解決できるという大きなメリットがあります。

吊り戸を長持ちさせる定期メンテナンス

一条工務店の吊り戸がずれる問題を一度解決しても、日々の使用によって再発する可能性は常にあります。

しかし、定期的なメンテナンスを心掛けることで、不具合の発生を未然に防ぎ、吊り戸を長持ちさせることができます。

難しい作業は必要なく、日頃のちょっとした気配りが重要です。

1. レールの清掃

吊り戸の動きをスムーズに保つ上で最も大切なのが、上部レールの清掃です。

レールには、空気中のホコリやゴミが意外と溜まりやすいものです。

これらが吊り車のローラーに絡まると、動きが重くなったり、異音が発生したりする原因となります。

月に一度程度、掃除機のノズルや乾いた布、使い古しの歯ブラシなどを使って、レール内部のホコリを丁寧に取り除きましょう。

このとき、レールや吊り車に潤滑油(スプレーなど)を差すのは避けた方が良い場合があります。

油がホコリを吸着し、かえって状況を悪化させることがあるためです。もし潤滑剤を使用する場合は、必ず取扱説明書の指示に従ってください。

2. ネジの増し締め

ずれの主な原因であるネジの緩みは、定期的にチェックすることで防ぐことができます。

半年に一度くらいを目安に、調整ネジのカバーを外し、緩んでいるネジがないかを確認し、もし緩んでいれば軽く締め直します(増し締め)。

ただし、締めすぎると部品を破損する可能性があるので、力任せに締めるのではなく、「キュッ」と軽く締める程度で十分です。

3. 丁寧な開閉

最も基本的なことですが、日々の使い方を見直すことも立派なメンテナンスです。

扉を乱暴に開け閉めしたり、勢いよくぶつけたりする行為は、調整機構に大きな負担をかけ、ネジの緩みを早める原因となります。

特に小さなお子さんがいるご家庭では、吊り戸にぶら下がったりしないよう注意を促すことも大切です。

ソフトクローズ機能に頼りすぎず、最後のひと押しは手で優しく閉める習慣をつけるだけでも、部品の寿命は大きく変わってきます。

これらの簡単なメンテナンスを定期的に行うことで、一条工務店の吊り戸がずれるトラブルを大幅に減らすことができるでしょう。

一条工務店の吊り戸がずれる問題の総括

この記事では、一条工務店の吊り戸がずれるという問題について、その原因から確認方法、ご自身でできる直し方、そして専門家への依頼や予防メンテナンスに至るまで、多角的に解説してきました。

最後に、本記事の要点を改めて整理し、この問題に対する総合的な結論を述べたいと思います。

一条工務店の吊り戸がずれるという現象は、決して珍しいことではなく、ある意味では構造上起こり得る自然な経年変化の一つと捉えることができます。

最も重要なのは、問題が発生した際に慌てず、冷静に原因を突き止め、適切な対処法を選択することです。

多くの場合、原因は日々の使用による「調整ネジの緩み」であり、これはご家庭にある基本的な工具で調整が可能です。

まずは本記事で紹介した傾きのチェック方法を参考に現状を把握し、DIYでの調整に挑戦してみてください。

その一方で、部品の摩耗や破損、ソフトクローズやスリットスライダーといった特殊な機構の不具合など、個人での対応が難しいケースも存在します。

少しでも作業に不安を感じたり、調整しても症状が改善しなかったりした場合は、決して無理をせず、速やかに一条工務店のアフターサポートなど、プロの業者に相談することが賢明な判断と言えるでしょう。

費用はかかりますが、安全と確実性を手に入れることができます。

そして、一度正常な状態に戻した後は、定期的なレールの清掃やネジのチェックといった簡単なメンテナンスを継続することが、再発防止の鍵となります。

日々の少しの心がけが、吊り戸の寿命を延ばし、長く快適な住環境を維持することにつながるのです。

この一条工務店の吊り戸がずれるという問題は、ご自身の住まいと向き合い、構造を理解する良い機会でもあります。

この記事が、皆様の快適な暮らしの一助となれば幸いです。

この記事のまとめ
  • ➤一条工務店の吊り戸がずれる主な原因はネジの緩み
  • ➤毎日の開閉による振動で調整ネジが緩むことがある
  • ➤吊り車のローラーなど部品の経年劣化も原因の一つ
  • ➤ソフトクローズ機能の不具合で正常に閉まらない場合も
  • ➤スリットスライダーは構造が特殊で特有の問題がある
  • ➤まず扉と枠の隙間を目視で確認し傾きを把握する
  • ➤DIYでの調整はプラスドライバーや六角レンチで可能
  • ➤最初に調整ネジを覆うカバーを外すことから始める
  • ➤上下左右の調整ネジを少しずつ回して傾きを直す
  • ➤調整に必要な工具は事前に準備しておくとスムーズ
  • ➤DIYで改善しない場合は専門業者への依頼を検討する
  • ➤業者依頼の費用は作業内容により1万円から5万円が目安
  • ➤まず一条工務店のアフターサポートに相談するのがおすすめ
  • ➤定期的なレール清掃が不具合の予防につながる
  • ➤半年に一度のネジの増し締めで再発を防ぐ
【PR】見積もり比較でリフォームは安くなる!

【タウンライフリフォーム】
一括無料比較サービス
料金 無料
見積り 見積もり、リフォームプラン、専門家からのアイデア&アドバイスの3つが届きます
特典 ■成功する家づくり7つの法則と1つの間取り情報プレゼント!
■リフォーム補助金まるわかりBOOKプレゼント!
メーカー数 全国600社以上(※2025年5月現在タウンライフ株式会社調べ)
一括依頼できる会社数 無制限

おすすめの記事