ランドリールーム×ファミリークローゼットで家事ラク|「いらなかった」を防ぐ間取り完全ガイド

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「洗う・干す・しまう」が、1日のうちに何度往復する作業か、数えたことはありますか。

毎日同じことの繰り返しなのに、地味に時間と気力を奪っていく家事です。

共働き家庭の間で「ランドリールーム×ファミリークローゼット」という組み合わせが話題になっているのは、この往復をなくせるからだと、リサーチを進める中でわかってきました。

ただ調べていくと、気になる言葉も目に入ってきます。

「ランドリールーム いらなかった」「ただの物置になった」

せっかく作った家事ラク空間が、なぜ後悔の対象になってしまうのか。

その分かれ道がどこにあるのか、複数の事例を追いながら見えてきました。

間取りの作り方と、後悔を避けるための具体的なポイントを、住宅リサーチャーの視点から順番に見ていきます。

この記事でわかること
  • ランドリールームとファミリークローゼットを組み合わせる本当のメリット
  • ファミリークローゼットだけ・ランドリールームだけにした場合との違い
  • 「いらなかった」と後悔する人に共通する原因
  • 後悔しないランドリールームの配置と広さの考え方
  • ファミリークローゼットの収納計画と湿気・におい対策

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目次
  1. ランドリールームとファミリークローゼットを組み合わせる本当のメリット
  2. ファミリークローゼットだけ・ランドリールームだけにした場合との違い
  3. 「いらなかった」と後悔する人に共通する原因
  4. 後悔しないランドリールームの配置と広さの考え方
  5. ファミリークローゼットの収納計画と湿気・におい対策
  6. まとめ:ランドリールームとファミリークローゼットは動線を優先して考えれば家事ラクは実現できる

ランドリールームとファミリークローゼットを組み合わせる本当のメリット

この章のポイント
  • 洗濯動線を「ほぼ0歩」にできる
  • 年間120時間という時短効果の試算
  • 収納量の確保が目的ではない

洗濯動線を「ほぼ0歩」にできる

 

ランドリールームとファミリークローゼットを隣接させる最大の狙いは、収納量を増やすことではありません。

「洗う・干す・しまう」という一連の作業を、移動なしで完結させることです。

建築の専門家による試算では、この配置によって従来の洗濯動線と比べて移動距離を85%削減できるとされています。

重い洗濯カゴを持って家中を歩き回る必要がなくなるという点が、最も大きな価値です。

年間120時間という時短効果の試算

1日あたりの洗濯にかかる時間を20分短縮できた場合、365日続けると、年間でおよそ120時間の差が生まれるという試算があります。

1日の自由時間を4時間とすると、これは1ヶ月分の自由時間に相当する計算です。

「たった数分の短縮が何になるのか」と思うかもしれませんが、毎日積み重ねると無視できない時間になります。

私自身、この数字を最初に見た時は半信半疑でしたが、365日という単位で考えると確かに納得できる規模でした。

共働きで時間の余裕がない家庭ほど、この効果を実感しやすいはずです。

収納量の確保が目的ではない

ファミリークローゼットを検討する際、多くの人が「収納量を増やしたい」という目的で考え始めます。

ただ本来の目的は収納量の確保ではなく、家事の移動距離を減らすことだという指摘があります。

この目的のズレが、後で紹介する後悔の大きな原因になっています。

「広さを優先して間取りを決める」のではなく「動線を優先して間取りを決める」という順番が重要だと、リサーチを重ねるほど実感します。

共働き世帯ほど効果を感じやすい理由

この時短効果は、家族の誰か一人が家事を担当する家庭よりも、共働きで時間そのものが限られている家庭ほど大きく感じられます。

朝の出勤前や夜の帰宅後といった、時間に追われる場面で洗濯物の移動が一つ減るだけで、心理的な余裕が生まれるという声もあります。

「物理的な時間」だけでなく「気持ちの余裕」という見えない部分にも効果が及ぶというのは、間取りを検討する際に見落とされがちな観点です。

家族の誰が主に家事を担うのか、平日と休日で担当が変わるのかといった、現実の生活パターンを思い出しながら検討することをすすめます。

収納量を優先するか、動線を優先するか。この選択、もう決めていますか?

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ファミリークローゼットだけ・ランドリールームだけにした場合との違い

この章のポイント
  • ランドリールームのみの場合に起きること
  • ファミリークローゼットのみの場合に起きること
  • どちらか一方を選ぶ家庭が多い理由

ランドリールームのみの場合に起きること

 

ランドリールームだけを設置し、各部屋に個別のクローゼットを残すという選択をする家庭もあります。

「洗う・干す」の効率は上がりますが、乾いた洗濯物をそれぞれの部屋へ配って収納するという作業は残ります。

家族の人数が多いほど、この「配って回る」作業の負担は大きくなります。

時短効果を最大化したいのであれば、ランドリールーム単体での導入は中間的な選択になるという理解が必要です。

ファミリークローゼットのみの場合に起きること

逆にファミリークローゼットだけを設置し、洗濯自体は脱衣所などの既存スペースで行うという選択もあります。

収納をまとめる効果は得られますが、洗濯物を干す場所からファミリークローゼットまでの移動は発生します。

ある住宅会社の調査では、ランドリールームかファミリークローゼットのどちらかを選ぶ場合、ランドリールームを選んで家の各所に収納スペースを確保する家庭が多い傾向があるとされています。

私がリサーチした範囲でも、この傾向は複数の事例で確認できました。

どちらか一方を選ぶ家庭が多い理由

面積に制約がある住宅、特に平屋では、両方を確保するのが難しいという事情があります。

決まった面積の中に居室を収める必要があるため、優先順位をつけて選ばざるを得ない家庭が多いというのが実情です。

「両方欲しいが面積的に難しい」という場合は、次の章で紹介する配置の工夫によって、限られた面積でも効果を高める方法があります。

単体導入との違いがわかりました。

ではどんな場合に「いらなかった」という後悔につながるのか見ていきます。

「いらなかった」と言う人と、「作ってよかった」と言う人の差はここにある

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「いらなかった」と後悔する人に共通する原因

この章のポイント
  • ランドリールームとファミリークローゼットの階が分かれている
  • 生乾き臭がして結局外干しに戻った
  • 子どもの成長で使われなくなった

ランドリールームとファミリークローゼットの階が分かれている

よくある失敗パターンとして、ランドリールームは1階、ファミリークローゼットは2階という配置があります。

洗濯物が乾くたびに「階段を上る・収納する・また戻る」という移動が発生してしまいます。

1回だけなら大した手間ではありませんが、これが毎日のことになると、当初期待していた時短効果が薄れてしまいます。

せっかくの2つの設備が、別々の場所にあるだけでは効果が半減するという点は、見落とされがちです。

生乾き臭がして結局外干しに戻った

最も多い後悔のパターンが、湿気とにおいの問題です。

「室内干し専用の部屋を作ったのに、生乾き臭がするから結局外に干している」という、本末転倒な状態に陥るケースがあります。

洗濯物は5時間以内に乾かさないと、生乾き臭の原因となる雑菌が増殖するとされています。

「部屋があれば乾く」というわけではなく、通風や換気の計画なしにランドリールームを作ると、こうした失敗につながります。

リサーチで見かけた声の中にも、この失敗パターンに陥った方が一定数いらっしゃいました。

子どもの成長で使われなくなった

新築時には十分な広さに感じていても、数年後に収納不足になるケースも珍しくありません。

その大きな理由が子どもの成長です。

逆に、子どもが独立した後は「便利に使っていたが使わなくなった」という声もあります。

家族構成は時間と共に変わるという前提を持っておくことが、長く使い続けられる間取りの鍵になります。

共有スペースであることへの抵抗感

ファミリークローゼットは家族共有のスペースであるため、子どもが成長すると「自分の部屋で着替えたい」と感じるようになり、使わなくなることがあります。

また小さな子どもの場合は、着替えや収納のたびに親の手助けが必要になり、かえって負担になるケースもあります。

パーテーションやカーテン、中身の見えない収納ボックスでプライバシーを確保するという対策が、こうした不満への解決策として紹介されています。

成長に応じてレイアウトを変更できる、柔軟性のある設計にしておくことも、長く快適に使うための工夫の一つです。

後悔の原因が見えてきました。

ではランドリールームの配置と広さを、どう考えればいいのか見ていきます。

同じ間取りでも、階が分かれているだけで後悔に変わる

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後悔しないランドリールームの配置と広さの考え方

この章のポイント
  • 同じ階に隣接させる「時短特化型」
  • 洗面所との配置パターンを比較する
  • 回遊動線にすると家事を並行できる

同じ階に隣接させる「時短特化型」

後悔しない間取りの結論は、ランドリールームとファミリークローゼットを同じ階に隣接させることです。

洗面所・ランドリールーム・ファミリークローゼットを回遊できる1階配置のプランであれば、「洗う・干す・しまう」がわずか数歩で完結します。

これは特定のハウスメーカーや工務店だけの提案ではなく、複数の住宅会社が共通して推奨している配置パターンだと、リサーチを通じて確認できました。

検討中の住宅会社にも、この動線を意識した提案ができるか確認してみることをすすめます。

洗面所との配置パターンを比較する

ランドリールームと洗面所を一体化させるか、別々にするかという選択も検討材料になります。

一体化させると面積を節約できますが、家族が身支度している時間帯に洗濯機を回しにくいという声もあります。

洗面所と別にランドリールームを設ける間取りも人気を集めています。

生活リズムが家族で異なる場合は、別室にする方が使いやすいケースが多いようです。

回遊動線にすると家事を並行できる

キッチンから洗面所、そしてファミリークローゼットへと移動できる回遊動線であれば、料理や片付けの合間に洗濯を進めることができます。

一方通行の動線と比べて、家事を並行して進めやすくなるという利点があります。

「家事を一つずつ順番に終わらせる」のではなく「複数の家事を同時に進める」という発想が、回遊動線によって実現しやすくなります。

玄関からの動線も合わせて検討する

洗濯動線だけでなく、外出時・帰宅時の動線まで含めて考えると、ファミリークローゼットの使い勝手はさらに上がります。

玄関からファミリークローゼットへ直接アクセスできる配置であれば、帰宅後すぐに上着を掛けて手洗いに向かうという流れが作れます。

外から帰ってきた上着やバッグをリビングに持ち込まずに済むため、リビングが散らかりにくくなるという副次的な効果も期待できます。

洗濯動線と帰宅動線、2つの視点を組み合わせて間取りを検討すると、より暮らしやすい配置が見えてきます。

動線は良くても、湿気対策を忘れたら本末転倒

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ファミリークローゼットの収納計画と湿気・におい対策

この章のポイント
  • 4人家族で2畳から3畳が目安
  • 歩きやすさと収納量はトレードオフになる
  • 換気と床材選びでカビ・劣化を防ぐ

4人家族で2畳から3畳が目安

ファミリークローゼットの広さの目安としては、4人家族であれば2畳から3畳程度が一つの基準とされています。

ハンガーパイプを中心に、可動棚や引き出しを組み合わせ、奥行きにも配慮すると出し入れがしやすくなります。

家族全員の衣類・季節用品・制服・イベント用の衣類などを具体的にリストアップしてから広さを決めることをすすめます。

「だいたいこれくらい」という感覚だけで決めると、後から収納不足に気づくことになります。

パントリーと併用するという選択肢

ファミリークローゼットは、洗濯動線だけでなく、パントリーと組み合わせて検討されることもあります。

食品庫としてのパントリーと、衣類を収納するファミリークローゼットを近い場所に配置することで、ストック品をまとめて管理しやすくなるという利点があります。

無駄な買い物を防げるという、家事以外の面でのメリットを感じている家庭もあります。

収納の役割を一箇所に集約するという発想は、ファミリークローゼットを検討する際にあわせて考えておきたい視点です。

歩きやすさと収納量はトレードオフになる

多くの人がウォークインタイプを希望しますが、歩きやすさを優先しすぎると収納量が減ってしまうことがあります。

例えば4帖のファミリークローゼットでも、通路を広く取った分だけ実際に使える収納スペースは限られてしまいます。

「歩きやすさ」と「収納量」、どちらを優先するかは家族のライフスタイルによって変わります。

複数のハウスメーカーのプランを見比べて、どんな配置が自分の家族に合うかを具体的にイメージすることが重要です。

換気と床材選びでカビ・劣化を防ぐ

ランドリールームと一体化したファミリークローゼットは水回りに近いことが多く、湿気がこもりやすいという特性があります。

換気扇の設置や、風の通り道を確保する排気計画をしっかり行うことが、衣類をカビから守るために欠かせません。

無垢材のフローリングは水ハネによるシミやカビのリスクがあるため、ランドリールーム周辺にはあまり向いていません。

耐水性が高く、サッと拭けるフロアタイルやクッションフロアが適しているとされています。

来客時の目隠しも考えておく

来客の予定がある日に、洗濯物を干したままの部屋を見られたくないという声もあります。

ランドリールームに扉や引き戸を設けておくと、急な来客でも気にせず生活感を隠せます。

完全な個室にするか、緩やかに仕切るだけにするかは、家族のライフスタイルや来客の頻度によって判断が変わります。

設計段階で、普段の生活と来客時の両方の場面を想像しておくことで、住み始めてからの「見られたくない」という小さなストレスを減らせます。

同じ「ランドリールーム」でも、会社によって提案力に差がある

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まとめ:ランドリールームとファミリークローゼットは動線を優先して考えれば家事ラクは実現できる

ランドリールームとファミリークローゼットを組み合わせる本当の価値は、収納量の多さではなく、洗濯動線の短縮にあります。

「いらなかった」という後悔の多くは、2つの設備が別の階にある、湿気対策をしていない、広さを感覚だけで決めたという、設計段階での見落としが原因でした。

同じ階に隣接させる配置、回遊動線の活用、家族構成に合わせた広さの算出、換気計画と床材選びという点を押さえることで、後悔のリスクは大きく減らせます。

家事の時間を減らしたいという思いは、間取りという「仕組み」で解決できる部分が大きいというのが、私のリサーチを通じた結論です。

同じ「ランドリールーム」「ファミリークローゼット」という名称でも、会社によって標準的な広さや配置の提案力には差があります。

実際に複数社のプランを見比べることで、自分たちの暮らしに本当に合った間取りが見えてくるはずです。

この記事のまとめ
  • ランドリールームとファミリークローゼットを隣接させることで洗濯動線を大幅に短縮できる
  • 専門家の試算では移動距離を85%削減・年間約120時間の時短効果がある
  • 目的は収納量の確保ではなく家事の移動距離を減らすことにある
  • ランドリールームのみ・ファミリークローゼットのみの場合は時短効果が中間的になる
  • 面積に制約がある場合はどちらかを優先して選ぶ家庭も多い
  • 2つの設備が別の階にあると、毎日の上り下りが発生し時短効果が薄れる
  • 最も多い後悔は湿気・生乾き臭の問題で、結局外干しに戻るケースがある
  • 後悔しない配置は同じ階に隣接させる「時短特化型」・回遊動線にすると家事を並行できる
  • ファミリークローゼットの広さの目安は4人家族で2畳から3畳・歩きやすさと収納量はトレードオフ
  • 換気扇の設置と耐水性の高い床材選びが湿気・カビ対策に欠かせない

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