積水ハウス 玄関ドアの人気の理由とは?選び方から価格まで解説

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家の顔とも言える玄関ドアは、住まいの印象を大きく左右する重要なパーツです。

特に、注文住宅で高い評価を得ている積水ハウスを選ぶなら、玄関ドアにもこだわりたいと考えるのは自然なことでしょう。

積水ハウス 玄関ドアの人気は非常に高く、その背景にはデザイン性の高さだけでなく、優れた機能性や防犯性があります。

しかし、いざ選ぶとなると、標準仕様にはどのような種類があるのか、YKK APやLIXILといった主要メーカーの製品にはどんな違いがあるのか、価格帯はどのくらいなのか、そして便利な電子錠を導入すべきかなど、多くの疑問が浮かんでくるかもしれません。

また、おしゃれなデザインや色を選びたいけれど、後悔しないためにはどのような点に注意すれば良いのか、悩む方も少なくないでしょう。

この記事では、積水ハウスで選べる玄関ドアの魅力から、具体的な選び方のポイント、価格相場、そして引き戸という選択肢のメリットに至るまで、あなたが抱える疑問や悩みを解決するための情報を網羅的に解説します。

カタログ情報だけでは分かりにくい、実際の家づくりに役立つ知識を深め、満足のいく玄関ドア選びを実現させましょう。

この記事でわかること
  • ➤積水ハウスの玄関ドアの標準仕様とオプションの種類
  • ➤YKK APとLIXILなど主要メーカー製品の特徴と比較
  • ➤デザインや色が豊富なおしゃれな玄関ドアの選び方
  • ➤電子錠のメリット・デメリットと防犯性について
  • ➤玄関ドアの価格相場とコストを抑えるポイント
  • ➤引き戸タイプの玄関ドアの魅力と注意点
  • ➤ドア選びで後悔しないための具体的なチェック項目
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積水ハウス 玄関ドアの人気を探る!デザインと機能性の選び方

この章のポイント
  • ➤標準仕様にはどんな種類があるの?
  • ➤おしゃれなデザインや人気の色を紹介
  • ➤防犯性も高い電子錠のメリット
  • ➤YKK APとLIXILの製品比較
  • ➤用途で選べる引き戸の魅力とは

標準仕様にはどんな種類があるの?

積水ハウスで家を建てる際、多くの方が最初に触れるのが「標準仕様」の玄関ドアです。

標準仕様と聞くと、選択肢が少ないのではないか、デザインが限られているのではないか、と心配になるかもしれません。

しかし、現在の積水ハウスの標準仕様は非常に充実しており、基本的な品質、性能、デザイン性を十分に満たすラインナップが揃っています。

まず、標準仕様の玄関ドアは、耐久性、断熱性、防犯性という家づくりに不可欠な3つの要素を高いレベルでクリアしているのが特徴です。

素材としては、扱いやすく耐久性に優れたアルミ製や、鋼板をベースにしたものが中心となります。

これらは長年の使用にも耐えうる頑丈さを持ちながら、比較的メンテナンスが容易であるというメリットも持ち合わせています。

デザインの面では、シンプルでモダンな住宅に合わせやすいフラットなデザインから、少し装飾性のあるパネルデザインまで、複数の選択肢が用意されています。

これにより、家の外観全体のコンセプトを崩すことなく、調和の取れた玄関周りを実現できるでしょう。

防犯面においては、「1アクション2ロック」が標準装備されている点が大きな安心材料です。

これは一度の施錠操作で、ドアの上下2か所がロックされる仕組みで、空き巣の手口として多い「サムターン回し」などへの対策として非常に有効です。

また、鍵はピッキングに強いディンプルキーが採用されていることが多く、基本的なセキュリティレベルは十分に確保されていると言えます。

一方で、オプション仕様にすると、さらに選択の幅が広がります。

例えば、より高い断熱性能を誇る高断熱仕様のドアや、天然木の質感が美しい木製ドア、あるいはスマートフォンやカードキーで施解錠できる電子錠システムなど、ライフスタイルやこだわりに合わせて機能をアップグレードすることが可能です。

標準仕様は、積水ハウスが長年の経験から導き出した、コストと性能のバランスが取れた最適なパッケージであると言えるでしょう。

まずは標準仕様の内容をしっかりと把握し、その上で、どうしても譲れないこだわりや、追加したい機能があればオプションを検討するという進め方が、賢い玄関ドア選びの第一歩となります。

おしゃれなデザインや人気の色を紹介

玄関ドアは「家の顔」と言われるだけに、そのデザインや色は住まい全体の印象を決定づける重要な要素です。

積水ハウス 玄関ドアの人気が高い理由の一つに、このデザイン性の豊富さが挙げられます。

ここでは、どのようなデザインや色が人気を集めているのか、具体的な例を挙げながら紹介していきましょう。

人気のデザイン

最近のトレンドとして、シンプルかつモダンなデザインが非常に人気です。

余計な装飾を排したフラットなデザインや、細い縦のスリットガラスが入ったデザインは、シャープで洗練された印象を与えます。

このようなデザインは、積水ハウスが得意とする現代的な外観の住宅と相性が抜群です。

一方で、木の温もりを感じさせる木目調のデザインも根強い人気を誇ります。

特に、本物の木材に近いリアルな質感を持つシート材を使用したドアは、メンテナンスのしやすさとデザイン性を両立できるため、多くの方に選ばれています。

木目調のデザインは、ナチュラルな雰囲気から重厚感のあるクラシカルなスタイルまで、幅広いテイストに対応できるのが魅力です。

また、玄関に光を取り込むための採光窓のデザインも多様化しています。

前述のスリット窓のほか、ドアの中央に正方形の小窓を配置したデザインや、ドアノブの周りにデザイン性のあるガラスをあしらったものなど、光の取り入れ方とデザイン性を両立したモデルが豊富にあります。

人気のカラー

玄関ドアの色選びは、外壁の色とのコーディネートが鍵となります。

現在、人気を集めているのは以下のようなカラーです。

  • 木目調カラー: チェリー、オーク、ウォールナットといった、温かみのあるブラウン系の色は定番の人気です。外壁が白やベージュ、グレーなど、どんな色とも合わせやすく、失敗が少ないカラーと言えるでしょう。
  • モダンなダークカラー: ブラック、ダークグレー、濃紺などの色は、モダンで引き締まった印象を与えます。特に白やシルバー系の外壁と組み合わせることで、スタイリッシュなコントラストが生まれます。
  • 明るいナチュラルカラー: 明るいベージュやアイボリー、シルバー系の色は、玄関周りを明るく、開放的な雰囲気に見せてくれます。清潔感があり、優しい印象の外観に仕上がります。

色選びで迷った際は、外壁のサンプルとドアのカラーサンプルを屋外の自然光の下で合わせてみることが重要です。

室内の照明の下で見るのと、太陽光の下で見るのとでは、色の印象が大きく異なる場合があります。

積水ハウスの展示場やショールームでは、実際のドアサンプルを確認できることも多いので、積極的に活用し、納得のいくおしゃれな玄関ドアを選びましょう。

防犯性も高い電子錠のメリット

近年、住宅の設備において急速に普及が進んでいるのが「電子錠」です。

積水ハウスの玄関ドアでも、オプションとして多くの方が採用しており、その人気の背景には、従来の鍵にはない多くのメリットが存在します。

ここでは、防犯性と利便性の両面から電子錠のメリットを詳しく解説します。

利便性の大幅な向上

電子錠がもたらす最大のメリットは、何と言ってもその利便性の高さにあります。

もう、バッグの中からゴソゴソと鍵を探す必要はありません。

以下に代表的な施解錠の方法を挙げます。

  1. スマートキー(リモコンキー): 車のキーレスエントリーのように、キーをカバンやポケットに入れたまま、ドアハンドルのボタンを押すだけで施解錠できます。両手が荷物でふさがっている時や、小さなお子様を抱っこしている時に、その便利さを実感するでしょう。
  2. カードキー: 専用のカードをドアの読み取り部にかざすだけで操作できます。お財布や定期入れに一緒に入れておけるため、携帯にも便利です。
  3. スマートフォンアプリ: 専用アプリをインストールしたスマートフォンが鍵の代わりになります。Bluetooth通信などを利用して、ドアに近づくだけで解錠する設定も可能です。
  4. 暗証番号: キーを持ち歩かなくても、設定した暗証番号を入力することで解錠できます。万が一キーを忘れたり紛失したりした場合でも、締め出される心配がありません。

防犯性の強化

利便性だけでなく、電子錠は防犯面でも大きなメリットを提供します。

まず挙げられるのが、オートロック機能です。ドアが閉まると自動的に施錠されるため、「鍵のかけ忘れ」という、空き巣に最も狙われやすい無締り状態を物理的に防ぐことができます。うっかり鍵をかけ忘れて外出してしまった、という不安から解放されるのは、精神的にも大きなメリットです。

さらに、従来の鍵穴(シリンダー)がない、あるいは非常用として隠されているデザインが多いため、ピッキングによる不正解錠のリスクを大幅に低減できます。

また、万が一スマートキーやカードキーを紛失してしまった場合でも、そのキーの登録情報を無効化することで、第三者による不正使用を防ぐことができます。

従来の鍵のように、シリンダーごと交換するといった大掛かりで高額な対応が不要になる点も、経済的なメリットと言えるでしょう。

その他のメリット

来客時に、室内から玄関まで行かずに解錠できる機能(インターホン連動)や、誰がいつ出入りしたかの履歴を確認できる機能を持つモデルもあります。

これらの機能は、日々の暮らしにさらなる安心と快適さをもたらしてくれるでしょう。

もちろん、電池切れのリスクや、導入コストが通常の鍵よりも高くなるといったデメリットも存在しますが、それらを上回る利便性と防犯性の高さから、積水ハウス 玄関ドアの人気オプションとして、電子錠は今後も多くの方に選ばれていくと考えられます。

YKK APとLIXILの製品比較

積水ハウスの玄関ドアは、主にYKK APとLIXILという国内トップクラスの建材メーカー2社から供給されています。

どちらのメーカーも高品質で魅力的な製品を多数ラインナップしており、どちらを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。

ここでは、両社の特徴を比較し、製品選びのヒントを提示します。

YKK APの特徴

YKK APの玄関ドアは、総じて高い断熱性能と、洗練されたモダンなデザインに定評があります。

特に「断熱」へのこだわりは強く、寒冷地にお住まいの方や、住宅の省エネ性能を重視する方から高い支持を得ています。

代表的なシリーズとしては「ヴェナートD30」や「イノベストD50/D70」などが挙げられます。

デザイン面では、シンプルでスタイリッシュなものが多く、金属の質感を活かしたクールなデザインや、すっきりとした木目調のデザインが豊富です。

また、電子錠システム「スマートコントロールキー」もYKK APの大きな魅力の一つです。

スマートフォンアプリ、カードキー、リモコンキー、そして顔認証(オプション)まで対応し、非常に高い利便性と先進性を提供しています。

LIXILの特徴

LIXILの玄関ドアは、デザインバリエーションの豊富さと、採光・採風といった快適性を高める機能に強みを持っています。

洋風のデザインから和風のデザイン、エレガントなスタイルからナチュラルなスタイルまで、非常に幅広いデザインラインナップを誇り、「好みのデザインが必ず見つかる」と言っても過言ではありません。

代表的なシリーズには「ジエスタ2」や「グランデル2」などがあります。

LIXILの大きな特徴が「採風機能」です。

これは、ドアを施錠したまま、ドア本体の一部を開けて風を取り込むことができる機能で、玄関の湿気やにおいが気になる方、自然の風で換気をしたいという方に大変人気があります。

電子錠システム「FamiLock(ファミロック)」も、スマートフォンやカードキー、リモコンキーに対応しており、YKK AP同様に高い利便性を誇ります。

製品比較表

両社の特徴を分かりやすく表にまとめました。

項目 YKK AP LIXIL
強み・特徴 高い断熱性能、モダンで洗練されたデザイン、顔認証対応キー 圧倒的なデザインバリエーション、採光・採風機能、幅広いスタイルへの対応
代表シリーズ ヴェナートD30, イノベストD50/D70 ジエスタ2, グランデル2
電子錠システム スマートコントロールキー FamiLock(ファミロック)
おすすめのユーザー 省エネ性能や断熱性を最優先する方、シンプルモダンなデザインが好きな方 デザインにこだわりたい方、玄関の換気や明るさを重視する方

最終的にどちらを選ぶかは、個人の価値観や、家全体のデザインコンセプトによって決まります。

断熱性能を最優先するならYKK AP、デザインの自由度や採風機能を求めるならLIXIL、といったように、ご自身の「譲れないポイント」を明確にすることが、後悔しないメーカー選びにつながります。

積水ハウスの営業担当者や設計士に相談しながら、両社のカタログをじっくり比較検討することをおすすめします。

用途で選べる引き戸の魅力とは

玄関ドアと言えば、前後に開閉する「開き戸」をイメージする方が多いかもしれませんが、「引き戸」という選択肢も根強い人気があります。

特に、日本の伝統的な家屋で多く採用されてきた引き戸は、現代の住宅においても多くのメリットを提供してくれます。

ここでは、玄関に引き戸を選ぶことの魅力と、選ぶ際のポイントについて解説します。

引き戸の主なメリット

引き戸には、開き戸にはないユニークなメリットが数多く存在します。

  • 省スペース性: 引き戸最大のメリットは、ドアを前後に開閉するためのスペースが不要な点です。そのため、玄関前のポーチや、玄関内の土間スペースを有効に活用できます。例えば、玄関前にスロープを設置したい場合や、玄関内にベビーカーや自転車を置きたい場合に非常に有利です。
  • 開閉のしやすさ: 横にスライドさせるだけで開閉できるため、車椅子を利用している方や、杖を使っている高齢者、小さなお子様でも楽に操作できます。バリアフリーの観点から非常に優れた選択肢と言えるでしょう。
  • 開放感と通風: ドアを開けたまま固定できるため、大きな荷物を搬入・搬出する際に便利です。また、好きな幅で開けておくことができるため、玄関の換気を効率的に行うことができます。網戸を設置すれば、虫の侵入を気にせず風を取り込めます。
  • 安全性の高さ: 開き戸のように、ドアを開けた際に向こう側にいる人にぶつかってしまう心配がありません。また、強風にあおられて急にドアが閉まるといった危険性も低く、指を挟むリスクも少ないため、安全性が高いと言えます。

引き戸を選ぶ際のポイント

魅力的な引き戸ですが、採用を検討する際にはいくつか注意すべき点もあります。

第一に、ドアを引き込むためのスペース(引き込みスペース)が壁面に必要になることです。

そのため、設計段階で引き戸を採用する前提で間取りを考える必要があります。

第二に、気密性や断熱性については、一般的に開き戸の方が有利とされてきました。

引き戸は構造上、レール部分などに隙間ができやすいためです。

しかし、近年の製品は技術が向上し、気密材や断熱材の工夫によって、開き戸と遜色ない高い断熱性能を持つモデルも増えてきています。

デザイン面でも、かつては和風のイメージが強かった引き戸ですが、現在ではYKK APの「コンコード」シリーズのように、洋風のモダンな住宅にもマッチするスタイリッシュなデザインが豊富にラインナップされています。

ガラス面を大きく取ったデザインを選べば、玄関を明るく開放的な空間にすることも可能です。

積水ハウスで引き戸を検討する際は、これらのメリット・デメリットを理解した上で、ライフスタイルや将来の家族構成(バリアフリーの必要性など)を考慮して選択することが重要です。設計士とよく相談し、最適なプランを見つけましょう。

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後悔しないための積水ハウス 玄関ドアの人気モデルの価格と注意点

この章のポイント
  • ➤気になる玄関ドアの価格相場
  • ➤ドア選びで後悔しないためのポイント
  • ➤カタログで事前に情報を集めよう
  • ➤信頼できるメーカー選びの重要性
  • ➤まとめ:満足できる積水ハウス 玄関ドアの人気モデルを選ぼう

気になる玄関ドアの価格相場

家づくりにおいて、予算管理は非常に重要なテーマです。

玄関ドアはデザインや機能によって価格が大きく変動する部分であり、どの程度の費用を見込んでおけば良いのか、気になる方も多いでしょう。

ここでは、積水ハウスで選べる玄関ドアの価格相場について、仕様別に解説します。

標準仕様の価格帯

まず基本となるのが、積水ハウスの標準仕様の玄関ドアです。

具体的な価格は建築する商品のグレードや時期によって変動しますが、一般的にドア本体の価格としては20万円~40万円程度が一つの目安となります。

この価格帯には、基本的な断熱性能、ディンプルキーによる2ロックシステムなど、住まいに求められる基本的な性能は一通り含まれています。

デザインもシンプルなモダン系から、基本的な木目調まで選ぶことができ、多くの場合、この標準仕様の範囲内で満足のいくドアを見つけることが可能です。

オプション仕様の価格帯

こだわりを実現するためのオプション仕様を選ぶと、価格は上昇します。

どのようなオプションを選ぶかによって、価格の上がり幅は大きく異なります。

オプション項目 価格上昇の目安 内容
電子錠 +5万円 ~ +15万円 スマートキー、カードキー、スマホ対応など。利便性と防犯性が大幅に向上します。顔認証などの上位機能を選ぶとさらに高価になります。
高断熱仕様 +5万円 ~ +20万円 ドア内部の断熱材をより高性能なものに変更したり、ガラス部分を複層ガラスやトリプルガラスにしたりします。省エネ効果が期待できます。
デザイン・素材 +数万円 ~ 数十万円 天然木を使用したドアや、鋳物などの装飾がついたデザイン、あるいは特注カラーなどを選ぶと価格が上がります。
採風機能 +3万円 ~ +10万円 ドアを施錠したまま換気ができる機能です。LIXIL製品に多く見られます。

これらのオプションを複数組み合わせると、玄関ドアの価格は50万円、あるいはそれ以上になることも珍しくありません。例えば、「高断熱仕様」で「電子錠」付きの「デザイン性の高い」ドアを選ぶと、合計で70万円~80万円程度になるケースも考えられます。

コストを抑えるには

予算を抑えたい場合は、まず「何が一番重要か」という優先順位を明確にすることが大切です。

「鍵の開け閉めが面倒だから電子錠は絶対に欲しい」「寒冷地なので断熱性能は譲れない」など、自分たちの暮らしにとって不可欠な機能を絞り込みましょう。

デザインについては、装飾が多いものほど高価になる傾向があります。

シンプルなデザインでも、色やハンドルの選択によって十分におしゃれな印象を演出することは可能です。

積水ハウスの担当者と予算についてよく相談し、見積もりを比較検討しながら、満足度と価格のバランスが取れた最適な玄関ドアを選びましょう。

ドア選びで後悔しないためのポイント

玄関ドアは一度設置すると、何十年と使い続けるものです。

また、簡単に交換できるものではないため、最初の選択が非常に重要になります。

デザインの好みだけで選んでしまい、「実際に住んでみたら使いにくかった」「家の雰囲気に合わなかった」といった後悔をしないために、押さえておくべきポイントをいくつか紹介します。

1. 家全体のデザインとの調和を考える

玄関ドア単体のデザインが気に入っても、家全体の外観と合っていなければ、ちぐはぐな印象になってしまいます。

外壁の色や素材、窓枠の色、屋根の形など、建物全体のテイスト(モダン、ナチュラル、クラシックなど)を考慮し、それに調和するデザインを選ぶことが大切です。

可能であれば、外壁材のサンプルとドアのカラーサンプルを並べ、屋外の太陽光の下で色味を確認することをおすすめします。

2. ライフスタイルに合った機能を選ぶ

日々の暮らしをイメージして、必要な機能を見極めましょう。

例えば、以下のような視点が考えられます。

  • 荷物を持って帰宅することが多い → 両手がふさがっていても開けやすい電子錠が便利。
  • 小さな子供がいる → 指を挟むリスクが少ない引き戸や、ゆっくり閉まるソフトクローズ機能付きのドアが安心。
  • 玄関が暗く、湿気がこもりやすい → 採光窓が大きいデザインや、採風機能付きのドアが快適。
  • 将来、車椅子を使う可能性がある → 開口部を広く取れる引き戸や、有効開口幅が広い親子ドアが選択肢になる。

3. 断熱性能を確認する

玄関は、家の中で熱の出入りが大きい場所の一つです。

玄関ドアの断熱性能が低いと、冬は冷気が侵入して玄関や廊下が寒くなり、夏は熱気が入ってきてしまいます。

これは不快なだけでなく、冷暖房の効率を下げ、光熱費の増大にもつながります。

住んでいる地域の気候に合わせて、適切な断熱性能を持つドアを選びましょう。

特に寒冷地では、高断熱仕様のドアを選ぶことが快適な暮らしの鍵となります。

4. 防犯性能を軽視しない

家族の安全を守るために、防犯性能は絶対に軽視できません。

ピッキングに強いディンプルキーや、こじ開けに強い2ロック(または3ロック)は必須と考えましょう。

さらに安心を求めるなら、鍵のかけ忘れを防ぐオートロック機能付きの電子錠や、サムターン回し対策が施されたドアを選ぶと良いでしょう。

5. ショールームで実物を確認する

カタログの写真やウェブサイトの画像だけでは、ドアの質感、色味、ハンドルの握り心地、操作感などは完全には分かりません。

面倒でも、できるだけメーカーのショールームに足を運び、実物を見て、触って、動かしてみることを強くおすすめします。

実際に操作してみることで、自分たちの感覚に合うかどうかを確かめることができ、後悔のリスクを大幅に減らすことができます。

カタログで事前に情報を集めよう

理想の玄関ドア選びを成功させるためには、事前の情報収集が欠かせません。

その最も基本的で重要なツールとなるのが、メーカーが発行している「カタログ」です。

分厚く、情報量も多いため、どこから見れば良いか戸惑うかもしれませんが、ポイントを押さえて活用すれば、非常に心強い味方になります。

カタログでチェックすべき情報

玄関ドアのカタログには、単なる商品写真だけでなく、選定に必要なあらゆる情報が詰まっています。

以下の項目を中心にチェックしていきましょう。

  1. デザインラインナップ: まずは、どのようなデザインのシリーズがあるのかを俯瞰してみましょう。モダン、ナチュラル、エレガントなど、デザインの系統別にページが分かれていることが多いので、自分たちの好みのテイストを探します。
  2. カラーバリエーション: 気に入ったデザインが見つかったら、どのような色が選べるかを確認します。同じデザインでも色によって印象は大きく変わります。外壁の色と合わせながら、候補をいくつか絞り込みましょう。
  3. 性能表示: カタログには必ず、断熱性能(U値など)や遮音性能、防犯性能に関する記載があります。特に断熱性能は「D2仕様」「D3仕様」のようにランク分けされていることが多いので、その違いを理解することが重要です。
  4. 選択可能なハンドルや鍵の種類: ドア本体だけでなく、ハンドル(取っ手)のデザインや、鍵の種類(通常の鍵か、電子錠か)も選ぶことができます。ハンドルのデザインはドアの印象を左右する重要なパーツです。電子錠を選ぶ場合は、どのような機能(スマホ連携、カードキーなど)があるかを確認します。
  5. サイズ・仕様: ドアの寸法や、親子ドア、袖付きドアなど、どのような形式に対応しているかが記載されています。家の設計に合わせて、適切なサイズと仕様を確認する必要があります。

カタログ活用のコツ

カタログをただ眺めるだけでなく、より効果的に活用するためのコツがあります。

気に入ったデザインや仕様のページに付箋を貼ったり、マーカーで印をつけたりして、自分だけの「候補リスト」を作成しましょう。

これにより、後で設計士や営業担当者と打ち合わせをする際に、自分たちの希望を具体的に、かつスムーズに伝えることができます。

また、複数のメーカー(例えばYKK APとLIXIL)のカタログを取り寄せ、同じようなデザインや機能の製品を比較検討するのも有効です。

価格だけでなく、断熱性能の数値や、選べる色の種類など、細かい部分を比較することで、各メーカーの強みや特徴が見えてきます。

最近では、紙のカタログだけでなく、メーカーのウェブサイト上でデジタルカタログを閲覧したり、ドアのデザインをシミュレーションしたりすることも可能です。

こうしたデジタルツールも併用しながら、じっくりと時間をかけて情報収集を行うことが、積水ハウス 玄関ドアの人気モデルの中から、自分たちの家にぴったりの一枚を見つけ出すための確実な道筋となるでしょう。

信頼できるメーカー選びの重要性

玄関ドアという製品は、自動車や家電のように、購入後に不具合が出たからといって簡単に買い替えるわけにはいきません。

一度設置すれば、10年、20年、あるいはそれ以上にわたって毎日使い続ける、住まいの非常に重要な構成要素です。

だからこそ、その製品を供給する「メーカーの信頼性」が極めて重要になります。

品質と耐久性への信頼

信頼できるメーカーの製品は、厳しい品質基準に基づいて製造されています。

素材の選定から加工、組み立てに至るまで、長年の使用に耐えうるためのノウハウが蓄積されています。

例えば、ドアの表面材が紫外線や雨風で早期に色褪せたり、剥がれたりしないか。

開閉を繰り返すうちに、ドアが傾いたり、部品が摩耗してガタついたりしないか。

こうした長期的な耐久性は、メーカーの技術力と品質管理体制に大きく左右されます。

積水ハウスが標準的に採用しているYKK APやLIXILといったメーカーは、日本の気候風土を熟知し、長年にわたり高品質な建材を供給し続けてきたトップブランドです。

これらのメーカーを選ぶことは、まず基本的な品質と耐久性に対する安心感を手に入れることにつながります。

アフターサービスと保証体制

どれだけ高品質な製品であっても、長年使用する中では、何らかの不具合やトラブルが発生する可能性はゼロではありません。

鍵の調子が悪くなった、ドアの閉まりが悪くなった、電子錠が反応しなくなった…。

そんな「万が一」の際に、迅速かつ適切に対応してくれるかどうかは、メーカーの信頼性を測る大きな指標です。

大手メーカーは、全国にサービス網を構築しており、修理やメンテナンスの体制が整っています。

また、製品には通常、保証期間が設けられています。

製品選びの際には、デザインや価格だけでなく、保証期間の長さや保証内容、そして修理が必要になった際の連絡先や対応フローが明確になっているかを確認しておくことも大切です。

将来的な部品供給

見落としがちですが、将来的な部品の供給体制も重要です。

10年後、15年後に鍵やパッキン、あるいは電子錠の一部を交換したいと思った時に、その部品が手に入らなければ、ドア全体を交換せざるを得ないという事態にもなりかねません。

信頼と実績のある大手メーカーであれば、旧製品の補修部品を一定期間保管していることが多く、長期にわたって安心して製品を使い続けることができます。

積水ハウスという信頼性の高いハウスメーカーを選ぶのですから、その重要なパーツである玄関ドアも、同様に信頼できるメーカーの製品を選ぶことが、後悔のない家づくりの基本と言えるでしょう。

まとめ:満足できる積水ハウス 玄関ドアの人気モデルを選ぼう

これまで、積水ハウスの玄関ドア選びに関する様々な情報を見てきました。

デザインのトレンドから、YKK APとLIXILという二大メーカーの比較、便利な電子錠のメリット、そして後悔しないための選び方のポイントまで、多岐にわたる内容をお伝えしました。

玄関ドア選びは、家づくりの中でも特に楽しく、そして悩ましいプロセスの一つです。

積水ハウス 玄関ドアの人気が高いのは、デザイン性、機能性、防犯性、そして信頼性といった、住まいの顔として求められる多くの要素を高いレベルで満たしているからにほかなりません。

大切なのは、カタログの情報やインターネットの評判だけで決めるのではなく、自分たちのライフスタイルや価値観に本当に合っているかを見極めることです。

例えば、デザインを最優先するのか、日々の利便性を高める電子錠を重視するのか、あるいは将来を見据えたバリアフリー性能を優先するのか。

家族で話し合い、譲れないポイントに優先順位をつけることが、膨大な選択肢の中から最適な一枚を見つけ出すための羅針盤となります。

また、断熱性や防犯性といった、住まいの快適性と安全性に直結する性能については、決して妥協すべきではありません。

初期費用が多少高くなったとしても、長い目で見れば光熱費の削減や、安心して暮らせるというプライスレスな価値につながります。

この記事で得た知識をもとに、ぜひメーカーのショールームへ足を運び、実物に触れてみてください。

ドアの質感やハンドルの握り心地、電子錠の操作感を実際に体験することで、きっとカタログだけでは得られない発見があるはずです。

積水ハウスの設計士やインテリアコーディネーターは、ドア選びのプロフェッショナルでもあります。

自分たちの希望や予算を率直に伝え、専門家のアドバイスも参考にしながら、最終的な決定を下しましょう。

この記事が、あなたの家づくりにおいて、心から満足できる玄関ドア選びの一助となれば幸いです。

この記事のまとめ
  • ➤積水ハウス 玄関ドアの人気はデザインと機能性の両立にある
  • ➤標準仕様でも高い断熱性や防犯性を備えている
  • ➤人気のデザインはシンプルモダンと温かみのある木目調
  • ➤カラーは外壁との調和を考えて選ぶことが重要
  • ➤電子錠は鍵を探す手間を省き利便性を大幅に向上させる
  • ➤オートロック機能で鍵のかけ忘れを防ぎ防犯性が高まる
  • ➤YKK APは高い断熱性能と洗練されたデザインが特徴
  • ➤LIXILは豊富なデザインと便利な採風機能に強みを持つ
  • ➤引き戸は省スペースでバリアフリーにも対応しやすい
  • ➤玄関ドアの価格は仕様により20万円台から80万円以上まで幅広い
  • ➤後悔しないためには家全体のデザインとの調和を考える
  • ➤ライフスタイルに合った機能(電子錠や採風など)を選ぶ
  • ➤断熱性能は住まいの快適性と省エネに直結する重要項目
  • ➤メーカーのショールームで実物を確認することが失敗を防ぐ鍵
  • ➤信頼できるメーカー選びは長期的な安心とメンテナンスにつながる
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