「えっ、積水ハウスってベタ基礎じゃないんですか?」
展示場で営業担当者からその事実を聞かされた時、正直に言うと、私の背筋が少し凍りました。
だって、そうじゃないですか。
今の日本の住宅業界、猫も杓子も「ベタ基礎が最強」という風潮です。
ネットで検索すれば「布基礎は古い」「コストカットだ」「シロアリの温床になる」なんて言葉が、まるで呪いのように並んでいますから。
「天下の積水ハウスが、まさかそんなケチなことを?」
そんな疑念が頭をよぎったのを、今でも鮮明に覚えています。
しかし、そこで思考停止せずに徹底的に調べ上げていくと、そこにはメーカー側の「譲れない哲学」と、私たちが誤解している「基礎の常識」のズレが見えてきたのです。
この記事では、忖度なしで「積水ハウスの布基礎」の正体を暴きます。
メリットはもちろん、契約前に知っておかないと痛い目を見る「地盤改良費」のリスクまで、包み隠さずお話ししましょう。
- 積水ハウスが「布基礎」にこだわる構造的な理由
- 「布基礎=シロアリに弱い」という誤解と真実
- 地盤改良費が他社より高くなるカラクリ
- 鉄骨と木造(シャーウッド)それぞれの基礎戦略
- ベタ基礎との決定的な違いとメリット・デメリット
- 最終的に積水ハウスの基礎は「買い」なのか?
- 契約前に確認すべき地盤調査の重要ポイント
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積水ハウスの基礎は「布基礎」が標準仕様
- 積水ハウスは鉄骨も木造も布基礎
- 布基礎とベタ基礎の決定的な違い
まず最初に、結論から申し上げます。
積水ハウスは、鉄骨住宅(イズ・シリーズなど)であっても、木造住宅(シャーウッド)であっても、基本的には「布基礎(ぬのきそ)」が標準仕様です。
「木造ならベタ基礎でしょ?」と思っている方も多いかもしれませんが、積水ハウスにおいてはその常識は通用しません。
なぜ彼らは、頑なに布基礎を選び続けるのでしょうか。
そこには、単なるコストダウンでは片付けられない、構造計算に基づいた合理的な理由が存在しました。
この章では、まず基礎知識として「そもそも布基礎とは何か」を整理しつつ、積水ハウスの現状を把握していきましょう。
ここを理解しないと、後の判断で大きく迷うことになりますから、少しだけお付き合いください。
積水ハウスは鉄骨も木造も布基礎
驚かれるかもしれませんが、積水ハウスでは主力商品である鉄骨の「イズ・ロイエ」も、木造の最高峰「シャーウッド」も、標準提案は布基礎です。
「え、木造でも?」と思いますよね。
私も最初は耳を疑いました。
一般的な工務店やローコストメーカーでは、「木造=ベタ基礎」がセールストークの定番になっているからです。
しかし、積水ハウスの設計思想は少し違います。
彼らにとって重要なのは「流行りの工法」ではなく、「その建物を支えるのに最適な工法は何か」という一点のみです。
実は、大手ハウスメーカーの中でも、鉄骨系メーカー(ヘーベルハウスやパナソニックホームズなど)は布基礎を採用しているケースが少なくありません。
これは、鉄骨という「重い建物」を支えるためには、地中深くまでコンクリートの壁(立ち上がり)を食い込ませる布基礎の方が、構造力学的に理にかなっている場合が多いからです。
一方で、シャーウッドのような木造でも布基礎を採用しているのは、積水ハウス独自の強気な姿勢とも言えます。
もちろん、地盤の状態によってはベタ基礎に変更されることもありますが、あくまで「基本は布基礎」というスタンスです。
これが何を意味するかというと、彼らは「布基礎でも十分に、いや、ベタ基礎以上に安全な家を作れる」という絶対的な自信を持っているということです。
そうでなければ、地震大国日本でこれだけのシェアを維持できるはずがありませんから。
布基礎とベタ基礎の決定的な違い
では、そもそも「布基礎」と「ベタ基礎」、何が違うのでしょうか。
専門用語を使わずに、イメージだけで説明してみます。
想像してみてください。
あなたは今、ぬかるんだ雪道(軟弱地盤)と、カチカチに凍った地面(硬い地盤)の前に立っています。
「ベタ基礎」は、いわば「かんじき(スノーシュー)」です。
足の裏全体(建物の底面全体)で体重を支えるので、柔らかい地面でも沈み込みにくい。
面で支えるので、荷重を分散させるのが得意です。
一方、「布基礎」は「スパイクシューズ」のようなものです。
地面に接する面積は小さいですが、その分、ピンポイントで深く地面に食い込みます。
硬い地盤であれば、ガッチリと噛み合って、ものすごい安定感を発揮します。
つまり、どちらが優れているかではなく、「地面の質」と「建物の重さ」との相性なのです。
よくある誤解として、「布基礎は底がないから土がむき出し」というものがあります。
確かに昔の日本の家屋はそうでした。
床下を覗くと湿った土が見えていて、そこから湿気やシロアリが上がってくる…そんなイメージです。
しかし、現在の積水ハウスの布基礎は違います。
基礎の立ち上がり(壁の部分)に囲まれた地面には、必ず「防湿コンクリート」が打設されます。
見た目はベタ基礎とほとんど変わりません。
コンクリートで蓋がされているので、土からの湿気もシャットアウトされています。
「じゃあベタ基礎と同じじゃない?」と思うかもしれませんが、「鉄筋が入って構造体として機能しているか(ベタ基礎)」か、「単なる湿気止めのカバーか(布基礎の防湿コン)」かという構造上の違いがあります。
この違いが、後々の地盤改良判定やコストに大きく響いてくるのです。
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積水ハウスが「布基礎」を選ぶ3つの理由
- 重い建物を支えるための強度設計
- 「一体打ち」による継ぎ目のない強さ
- コストダウンではなく安全性の追求
「他社がベタ基礎なら、積水もベタ基礎にすればいいのに」
私も最初はそう思いました。
その方が営業だってしやすいはずです。「うちもベタ基礎ですから安心ですよ」と言えますから。
それでもなお、積水ハウスが布基礎という選択肢を捨てないのには、確固たる理由があります。
それは、彼らが作る家が「ただの箱」ではなく、数十年先まで見据えた「シェルター」だからです。
ここでは、積水ハウスがあえて布基礎を採用する3つの核心的な理由に迫ります。
これを読めば、「ケチっているわけではないんだな」ということが、腹の底から理解できるはずです。
重い建物を支えるための強度設計
積水ハウスの代名詞とも言える外壁材「ダインコンクリート」。
実物を見たことがある方なら分かると思いますが、あれは凄まじい重厚感ですよね。
そして、実際に物理的にも重いです。
鉄骨の躯体と合わせると、建物全体の重量はかなりのものになります。
この「重い家」を支えるために必要なのは、フワッと面で支える力よりも、一点に集中する荷重をガッチリ受け止める力です。
ここで再び例え話をしましょう。
重たいバーベルを持ち上げる時、手のひらをパーにして支えるのと、指を立ててガシッと掴むのと、どちらが力が伝わるでしょうか。
…ちょっとわかりにくいですね、すみません。
では、ハイヒールとスニーカーはどうでしょう。
ハイヒールの踵(かかと)で踏まれると、ものすごく痛いですよね。
あれは、体重という荷重が「点」に集中しているからです。
建物も同じで、柱のある一点に凄まじい荷重がかかります。
布基礎は、その柱の直下に、深く巨大なコンクリートの壁(フーチング)を配置します。
特に積水ハウスの布基礎は、一般的なものより立ち上がりの幅が厚く、地中への埋め込みも深いです。
点(柱)から伝わる巨大なエネルギーを、深い地盤へと逃がす。
この役割においては、薄く広く作るベタ基礎よりも、縦に分厚い布基礎の方が、構造力学的に有利に働くケースが多いのです。
「重いからこそ、深く突き刺す」
これが、積水ハウスが鉄骨住宅で布基礎を譲らない最大の理由です。
「一体打ち」による継ぎ目のない強さ
これはあまり知られていないマニアックな話ですが、積水ハウスの基礎には他社にはない大きな特徴があります。
それが「一体打ち」という施工技術です。
一般的な住宅の基礎工事は、「二度打ち」が基本です。
まず平らなベース部分にコンクリートを流し込み、それが乾いてから、その上に立ち上がり部分(壁)の枠を組んで、もう一度コンクリートを流します。
これ、何が問題か分かりますか?
そうです、「継ぎ目」ができるんです。
ベースと立ち上がりの間にどうしても境目ができてしまい、そこから水が侵入したり、巨大地震の際にそこに応力が集中して折れてしまうリスクがゼロではありません。
しかし、積水ハウスは違います。
特殊な型枠を使って、ベース部分と立ち上がり部分のコンクリートを、一度にまとめて流し込みます。
これが「一体打ち」です。
まるで一つの巨大な石を削り出したかのような、継ぎ目のないコンクリートの塊が出来上がります。
継ぎ目がないということは、物理的な弱点が存在しないということです。
横からの衝撃にも強く、水の侵入経路もありません。
この高度な施工技術があるからこそ、彼らは「うちの布基礎は、そこら辺のベタ基礎とはモノが違う」と胸を張れるのです。
現場監督の方に話を聞いたことがありますが、「一体打ちは型枠を組むのが本当に大変で、技術力がいる。普通の工務店じゃ嫌がってやらないよ」と笑っていました。
この見えない部分への異常なこだわりこそが、私が積水ハウスを信頼する理由の一つでもあります。
コストダウンではなく安全性の追求
ネットの掲示板などで「積水ハウスが布基礎なのはコストダウンだ」という意見を見かけることがあります。
確かに、コンクリートの量だけで見れば、ベタ基礎よりも布基礎の方が少なくて済む場合もあります。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。
積水ハウスの布基礎は、先ほど説明した「一体打ち」のための特殊な型枠代や、複雑な配筋(鉄筋を組む作業)の手間賃がかかっています。
さらに、それぞれの型枠は工場で生産され、現場に運ばれてきます。
これを「安上がりの基礎」と呼ぶのは、いささか無理があります。
むしろ、手間と技術料を考えれば、安易なベタ基礎よりもコストがかかっている可能性すらあります。
彼らは「安くしたいから布基礎」にしているわけではありません。
「構造計算をした結果、この建物には布基礎が最適解だから」採用しているのです。
事実、地盤調査の結果、布基礎では支えきれないと判断されれば、迷わずベタ基礎(あるいは杭工事)を提案してきます。
そこに「コストを下げたいから無理やり布基礎で」という妥協は一切ありません。
「必要なものには金をかける。不要な過剰スペックは採用しない」
この合理主義こそが、積水ハウスの品質を支えているのです。
だからこそ、私たちは「布基礎=安い」という短絡的なレッテルを剥がし、その中身を直視する必要があります。
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「布基礎」のデメリットと地盤改良のリスク
- 軟弱地盤では地盤改良費が高くなる可能性
- ベタ基礎と比較した際の耐震性の真実
ここまで積水ハウスの布基礎を擁護してきましたが、ここからは私がリサーチャーとして、心を鬼にして「デメリット」をお伝えしなければなりません。
布基礎は決して万能ではありません。
特に、日本の多くの土地事情を考えると、ある一つの「金銭的なリスク」が浮かび上がってきます。
それが「地盤改良費」の問題です。
契約後に「えっ、こんなにかかるの!?」と予算オーバーで青ざめないために、この事実は絶対に知っておいてください。
営業マンが言いづらいであろう、少し耳の痛い話をします。
軟弱地盤では地盤改良費が高くなる可能性
これが積水ハウスを検討する上で、最も注意すべき点です。
結論から言うと、「他社(ベタ基礎メーカー)なら改良不要だった土地でも、積水ハウス(布基礎)だと改良工事が必要になり、100万円単位の追加費用が発生する」というケースが実際にあります。
なぜこんなことが起きるのでしょうか。
先ほどの「かんじき(スノーシュー)」と「スパイクシューズ」の話を思い出してください。
ベタ基礎(かんじき)は、多少柔らかい地面でも、面で支えるので沈み込まずに建つことができます。
しかし、布基礎(スパイク)は、ある程度の地面の硬さがないと、ズブズブと沈んでしまいます。
そのため、積水ハウスの地盤調査判定は、ベタ基礎を採用するメーカーよりも基準が厳しくなる傾向があります。
「この程度の地盤なら、ベタ基礎ならいけるけど、布基礎だと補強が必要だな」と判断されるボーダーラインの土地が、日本には山ほどあるのです。
その結果、柱状改良や鋼管杭といった、地面を補強する工事が追加で必要になります。
これが高い。
土地の広さや深さにもよりますが、100万円〜200万円がポーンと見積もりに乗ってくることも珍しくありません。
「積水ハウスは高い」と言われる理由の一つに、この「地盤判定の厳しさによる改良費の発生」が隠れているのです。
もちろん、これは「安全の裏返し」でもあります。
「本来なら補強すべき微妙な地盤に、ベタ基礎だからといってそのまま建てて本当に大丈夫なのか?」という議論もあります。
しかし、「予算」という現実的な問題において、布基礎スタンダードは施主にとって不利に働くリスクがあるということは、覚悟しておくべきでしょう。
ベタ基礎と比較した際の耐震性の真実
「布基礎だと、地震の時に弱いんじゃないの?」
これもよくある質問です。
耐震性に関しては、現代の建築基準法レベルで施工されていれば、布基礎だからといってベタ基礎に大きく劣るということはありません。
特に積水ハウスの場合、先述した「一体打ち」や強固な鉄骨フレームと組み合わせているため、建物全体としての耐震性は最高等級(耐震等級3)を余裕でクリアしています。
ただ、一つだけ「不同沈下(ふどうちんか)」のリスクについては触れておく必要があります。
不同沈下とは、家が斜めに傾いて沈んでしまう現象です。
これに関しては、理屈上、面で支えるベタ基礎の方が有利であることは否定できません。
もし地盤の一部が液状化などで緩んだ場合、ベタ基礎なら家ごと「舟」のように傾く(全壊は免れる)可能性がありますが、布基礎の場合は特定の部分だけが沈み込み、建物に歪みが生じるリスクが相対的に高くなります。
だからこそ、積水ハウスは地盤調査を徹底的に行い、少しでも不安があれば地盤改良を推奨するのです。
つまり、「布基礎自体のリスクを、厳格な地盤調査と改良工事でカバーしている」というのが実情です。
「基礎単体で見るのではなく、地盤とセットで考える」
これが正解です。
個人的には、「改良費がかかっても、ガチガチに固めた地盤の上に布基礎で建てる」という積水ハウスのやり方は、長期的な安心感という意味では理にかなっていると感じます。
ただ、財布には優しくない…というのが本音ですね。
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「湿気とシロアリ」は大丈夫?積水ハウスの対策
- 防湿コンクリートで床下を守る仕組み
- 木造シャーウッドの防蟻処理と基礎の関係
古い家にお住まいだった方なら、梅雨時の床下のジメジメした匂い、記憶にあるのではないでしょうか。
布基礎に対する最大の懸念点、それは「地面からの湿気」と、それに引き寄せられる「シロアリ」です。
「ベタ基礎ならコンクリートで塞ぐから安心だけど、布基礎は土でしょ?」
この認識は、半分正解で、半分間違いです。
現在の積水ハウスが、この問題をどう解決しているのか。
ここを知れば、昔ながらの布基礎のイメージは払拭されるはずです。
防湿コンクリートで床下を守る仕組み
先ほども少し触れましたが、積水ハウスの布基礎の床下には、もれなく「防湿コンクリート」が施工されます。
これはオプションではなく、標準仕様です。
地面の上に防湿シート(ビニールのようなもの)を敷き、その上からコンクリートを流して固めます。
つまり、土は完全に隠れます。
この防湿コンクリートのおかげで、地面からの湿気が上がってくることは物理的に阻止されます。
「じゃあ、ベタ基礎と何が違うの?」と聞かれれば、厚みと鉄筋の有無です。
ベタ基礎の床板は建物を支える構造体なので、分厚く鉄筋も入っています。
一方、防湿コンクリートはあくまで「蓋」なので、厚みは薄く(一般的に60mm〜100mm程度)、鉄筋の代わりにメッシュなどの簡易的な補強が入る程度です。
しかし、「湿気を止める」「シロアリの侵入経路を塞ぐ」という目的においては、防湿コンクリートでも十分にその役割を果たします。
実際に積水ハウスの床下点検口を覗いたことがありますが、中はカラッとしていて、コンクリートの清潔な空間が広がっていました。
あのジメジメした土の匂いは、そこにはありませんでした。
なので、「布基礎だから湿気がすごい」というのは、今の積水ハウスには当てはまらない、過去の都市伝説だと思っていいでしょう。
木造シャーウッドの防蟻処理と基礎の関係
鉄骨住宅ならまだしも、木造のシャーウッドの場合、シロアリ対策は死活問題です。
シロアリはわずかな隙間(コンクリートの継ぎ目や配管の周り)から侵入してきます。
積水ハウスはここで、基礎だけでなく「構造材そのもの」で守りを固めています。
まず、基礎の立ち上がり部分と防湿コンクリートの境目は、コーキング等でしっかりと塞がれます。
そして何より強力なのが、シャーウッドで使われる木材自体へのアプローチです。
土台や柱などの主要な木材には、工場で加圧注入による防腐・防蟻処理が施されたり、シロアリが嫌う樹種が選定されたりしています。
さらに、基礎パッキンによる床下換気も徹底されています。
床下の空気を常に動かすことで、シロアリが好む湿気の滞留を防ぐのです。
「基礎で侵入を防ぎ、万が入ってきても木材を食べさせない、そして環境自体を住みにくくする」
この3段構えの対策が取られているため、布基礎だからといって極端にシロアリを恐れる必要はありません。
実際、積水ハウスは初期保証で長期の防蟻保証をつけています。
これはメーカー側の「シロアリ被害なんて出させない」という自信の表れと言えるでしょう。
ただ、余談ですが、庭に放置した廃材やダンボールからシロアリをおびき寄せてしまう…なんていうのは施主側の過失ですから、そこは注意してくださいね。
まとめ:積水ハウスの「布基礎」は信頼できるか
ここまで、積水ハウスの布基礎について、その構造的理由からデメリットまで深く掘り下げてきました。
結論として、積水ハウスの布基礎は信頼できるのでしょうか?
私の答えは「YES、ただし地盤改良費への覚悟があるなら」です。
彼らが布基礎を採用するのは、決して手抜きやコストカットではありません。
「重い家を支えるための最適解」としての工学的アプローチであり、「一体打ち」などの高度な技術に裏打ちされた、強固な基礎であることは間違いありません。
湿気やシロアリへの対策も万全です。
しかし、その高い安全基準ゆえに、地盤改良が必要になる可能性が高まるという事実は無視できません。
他社なら予算内に収まったはずの100万円、200万円が、地盤のために消えるかもしれない。
このリスクをどう捉えるかです。
「見えない基礎にお金をかけるより、キッチンをグレードアップしたい」という考え方も正解ですし、「いや、家は基礎が命。高くついても安心を買いたい」という考え方も正解です。
大切なのは、営業マンに言われるがままに契約するのではなく、「なぜ布基礎なのか」「もし地盤改良が出たら予算はどうなるのか」を、契約前にしっかりと確認し、納得した上でハンコを押すことです。
家づくりに「絶対」はありませんが、少なくとも積水ハウスの基礎は、その哲学において揺るぎない「本気」を感じさせるものでした。
あなたがその本気に価値を感じるなら、積水ハウスは間違いなく最良のパートナーになるはずです。
- 積水ハウスは鉄骨も木造も標準で布基礎を採用
- 採用理由はコストダウンではなく構造計算上の合理性
- 重い建物を「点」で深く支えるのに布基礎が有利
- 業界でも珍しい「一体打ち」で継ぎ目のない強さを実現
- 防湿コンクリート標準施工で湿気対策は万全
- シロアリ対策も構造と薬剤の多重防御で安心
- ベタ基礎と比べて地盤判定が厳しくなる傾向がある
- 軟弱地盤では地盤改良費が高額になるリスクを考慮すべき
- 不同沈下リスクを避けるための厳格な調査基準
- 「布基礎=古い・安い」という認識は積水ハウスには当てはまらない
- 契約前に地盤調査の可能性と概算費用を確認することが重要
- 他社比較時は基礎の仕様だけでなく改良費込みの総額で比べること
- 積水ハウスの基礎は「見えない部分への投資」
- 安全性とブランド価値にお金を払う覚悟が必要
- 納得できれば最強の「シェルター」が手に入る