積水ハウスの鉄骨と木造どっち?価格・耐震性・構造の違いを徹底比較

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大手ハウスメーカーの積水ハウスで家を建てようと考えたとき、多くの人が最初に直面する大きな選択肢、それは鉄骨造と木造のどちらを選ぶかという問題です。

積水ハウスの鉄骨と木造どっちが良いのだろうかと、インターネットで情報を集めている方も多いのではないでしょうか。

価格はどのくらい違うのか、耐震性や断熱性に差はあるのか、また、積水ハウス独自のシャーウッドやダインコンクリートといった外壁材や構造にはどのような特徴があるのか、気になる点は尽きません。

坪単価や最終的な費用はもちろん、長く快適に暮らすための性能の違いは、家づくりで後悔しないために非常に重要な比較ポイントです。

それぞれのメリットやデメリットを正しく理解し、ご自身のライフスタイルや価値観に合った構造を選ぶことが、満足のいく家づくりの第一歩となります。

この記事では、積水ハウスの鉄骨と木造それぞれの特徴を、構造、価格、耐震性、断熱性、デザイン性など、さまざまな角度から徹底的に比較し、あなたが最適な選択をするためのお手伝いをします。

それぞれの違いを深く知ることで、なぜ人気があるのか、シェアの状況はどうなっているのか、そして最終的にどちらを選ぶべきか、その理由が見えてくるはずです。

この記事でわかること
  • ➤積水ハウスの鉄骨と木造の基本的な構造の違い
  • ➤坪単価や総額など価格面での比較
  • ➤地震に強い家を実現する耐震性の詳細
  • ➤一年中快適に過ごすための断熱性能の差
  • ➤ダインコンクリートなど外壁の選択肢と特徴
  • ➤木造「シャーウッド」ならではの魅力
  • ➤後悔しないためのメリット・デメリットの整理
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積水ハウスの鉄骨と木造どっちがいいか価格や構造から比較

この章のポイント
  • ➤まずは基本的な構造の違いを知る
  • ➤気になる坪単価とトータルの価格
  • ➤耐震性はどちらも最高等級で安心
  • ➤断熱性の違いは快適な暮らしに直結
  • ➤外壁のバリエーションとメンテナンス

まずは基本的な構造の違いを知る

積水ハウスで家づくりを検討する際、鉄骨と木造のどちらを選ぶかは非常に重要な決断です。

それぞれの構造には根本的な違いがあり、その特性が住まいの性能やデザイン、さらには住み心地にまで影響を与えます。

まずは、この二つの構造の基本的な違いを理解することから始めましょう。

積水ハウスの鉄骨構造

積水ハウスの鉄骨住宅は、主に「軽量鉄骨造」に分類されます。

これは、厚さ6mm未満の鋼材を柱や梁などの骨組みに使用する工法です。

工場で精密に加工された部材を現場で組み立てる「プレハブ工法」の一種であり、品質が安定しやすく、工期が比較的短いというメリットがあります。

鉄骨のしなやかさを活かした設計が特徴で、地震のエネルギーを吸収して揺れを抑える「制震構造」を標準で採用している点も大きなポイントです。

また、鉄骨は強度が高いため、柱の少ない広々とした空間や、大きな窓を設けるといった、開放的な間取りを実現しやすいという利点も持ち合わせています。

積水ハウスの木造構造「シャーウッド」

一方、積水ハウスの木造住宅は「シャーウッド」というブランド名で展開されています。

これは、一般的な木造軸組工法とは一線を画す、独自の「シャーウッド構法(木造軸組ラーメン構法)」を採用しているのが最大の特徴です。

ラーメン構造とは、柱と梁を強固に接合することで、筋交いや耐力壁を最小限に抑えながら高い強度を確保する技術です。

これにより、木造でありながら鉄骨造のような自由度の高い空間設計が可能になります。

使用される木材は、強度や品質が厳しく管理された集成材で、木の持つ温もりや調湿性を活かしつつ、高い耐久性を実現しています。

構造比較のまとめ

両者の違いをより分かりやすくするために、以下の表にまとめました。

項目 鉄骨構造 木造構造(シャーウッド)
主な工法 軽量鉄骨造(プレハブ工法) シャーウッド構法(木造軸組ラーメン構法)
主な材料 軽量鉄骨 高品質な集成材
空間設計の自由度 非常に高い(大開口、大空間が得意) 高い(ラーメン構法により自由度を確保)
耐震アプローチ 制震構造(シーカス) 耐震構造(基礎と一体化した設計)
特徴 品質の安定性、工期の短縮 木の温もり、独自の高い設計自由度

このように、鉄骨造は工業化製品としての安定性と強度、木造(シャーウッド)は木の特性を活かしつつ独自の技術で高い性能と設計自由度を両立させている点が大きな違いです。

どちらの構造も積水ハウスが長年培ってきた技術の結晶であり、一概にどちらが優れていると言えるものではありません。

ご自身の理想とする住まいのイメージや、何を重視するかによって、最適な選択は変わってくるでしょう。

気になる坪単価とトータルの価格

家づくりにおいて、最も気になる要素の一つが「価格」です。

積水ハウスの鉄骨と木造、どちらを選ぶかによって、坪単価や最終的な建築費用はどのように変わってくるのでしょうか。

ここでは、多くの方が気にする価格面について詳しく見ていきましょう。

坪単価の目安

まず、坪単価についてですが、一般的に積水ハウスの坪単価は80万円~120万円程度が目安とされています。

ただし、これはあくまで目安であり、建物の仕様、導入する設備、設計、そして鉄骨か木造かによって大きく変動します。

鉄骨と木造(シャーウッド)を比較した場合、坪単価だけで見ると、鉄骨の方がやや高くなる傾向にあります。

これは、部材そのもののコストや、鉄骨造で標準採用されることが多い高性能な外壁材「ダインコンクリート」などが価格に影響するためです。

しかし、その差は決定的なものではなく、木造のシャーウッドでも、ハイグレードな仕様やオプションを選択すれば、鉄骨の価格を上回ることも少なくありません。

価格に影響を与える要素

坪単価だけでなく、最終的なトータルの価格(総額)で判断することが重要です。

価格に影響を与える主な要素には、以下のようなものがあります。

  • 建物の大きさ(延床面積)
  • 設計の複雑さ(間取りやデザイン)
  • 外壁材の種類(ダインコンクリート、シェルテックウォールなど)
  • キッチンやお風呂などの住宅設備のグレード
  • 内装材や建具の種類
  • オプションの有無(太陽光発電、床暖房など)

例えば、鉄骨造で比較的シンプルな設計の家と、木造(シャーウッド)でこだわりのデザインや高級な設備をふんだんに盛り込んだ家とでは、後者の方が高くなる可能性は十分にあります。

したがって、「鉄骨だから高い」「木造だから安い」と短絡的に考えるのではなく、自分たちが実現したい家づくりに必要な総額はいくらになるのか、という視点で比較検討することが肝心です。

見積もりで比較検討を

最も確実な方法は、鉄骨と木造の両方で、同じような要望を伝えた上で見積もりを取得し、比較することです。

積水ハウスの営業担当者に相談すれば、それぞれのプランでどのような違いが生まれ、価格にどう反映されるのかを具体的に示してくれます。

その際には、価格の内訳を詳細に確認し、どの部分で差が出ているのかを把握することが大切です。

価格差の理由を理解することで、自分たちの予算と優先順位に合わせて、納得のいく選択ができるようになるでしょう。

耐震性はどちらも最高等級で安心

日本で家を建てる以上、地震への備えは最も重要なテーマの一つです。

積水ハウスの鉄骨と木造どっちの家がより地震に強いのか、という点は多くの方が気にされるポイントでしょう。

結論から言うと、積水ハウスにおいては、鉄骨造も木造(シャーウッド)も、国の定める耐震性能の最高ランクである「耐震等級3」を標準でクリアできる設計となっており、どちらを選んでも極めて高いレベルの安全性を確保できます。

鉄骨造の耐震性:「シーカス(SHEQAS)」

積水ハウスの鉄骨住宅には、独自の制震構造システム「シーカス(SHEQAS)」が標準搭載されています。

これは、地震のエネルギーを熱エネルギーに変換して吸収し、建物の揺れを大幅に低減させる技術です。

地震の揺れそのものを小さくするため、建物の構造躯体へのダメージを抑えるだけでなく、壁紙のひび割れや家具の転倒といった二次的な被害を防ぐ効果も期待できます。

特に、繰り返し発生する余震に対しても効果を発揮し続けるため、大地震の後も安心して住み続けられるという大きなメリットがあります。

鉄骨のしなやかな特性とシーカスの制震技術の組み合わせが、高い安全性を生み出しているのです。

木造(シャーウッド)の耐震性:強固なラーメン構法

一方、木造のシャーウッドは、前述の通り独自の「シャーウッド構法(木造軸組ラーメン構法)」によって高い耐震性を実現しています。

強固に接合された柱と梁が一体となって地震の力に対抗するこの構造は、もともと高層ビルなどに用いられる技術です。

これにより、従来の木造住宅のように筋交いや耐力壁に大きく頼ることなく、構造全体で地震の力を受け止め、分散させることができます。

また、基礎と構造躯体を強固に一体化させる設計も、耐震性を高める上で重要な役割を果たしています。

木造でありながら、鉄骨造に匹敵する強度と設計自由度を両立させているのが、シャーウッドの耐震性の秘密です。

どちらも安心できる理由

このように、積水ハウスでは鉄骨と木造で耐震性に対するアプローチは異なりますが、どちらも最高レベルの安全性を追求している点は共通しています。

鉄骨は「制震」という付加価値で揺れ自体を抑え込み、木造は構造そのものの「耐震」性能を極限まで高めることで、巨大地震に備えています。

どちらを選んでも、建築基準法で定められた基準をはるかに超える安全性能が確保されているため、「耐震性」という観点だけで優劣をつけるのは困難です。

むしろ、制震による揺れの軽減や家具の転倒防止といった付加価値を重視するのか、あるいは木造の住み心地と両立された高い耐震性を求めるのか、といった価値観で選ぶことが大切になると言えるでしょう。

断熱性の違いは快適な暮らしに直結

夏の暑さや冬の寒さを和らげ、一年を通して快適な室内環境を保つ上で「断熱性」は非常に重要な性能です。

光熱費の節約にも直結するため、家づくりにおいて断熱性能を重視する方は年々増えています。

それでは、積水ハウスの鉄骨と木造では、断熱性にどのような違いがあるのでしょうか。

鉄骨の断熱性:熱橋(ヒートブリッジ)対策

鉄骨住宅を検討する際に、しばしば懸念点として挙げられるのが「熱橋(ヒートブリッジ)」の問題です。

熱橋とは、熱を伝えやすい鉄骨部分が外気の熱(暑さ・寒さ)を室内に伝えてしまう現象のことで、断熱性能の低下や結露の原因となることがあります。

しかし、積水ハウスではこの問題に対して、独自の技術で万全の対策を講じています。

外壁の内側に高性能な断熱材を充填するだけでなく、外壁材と構造躯体の間に通気層を設けるなど、熱が伝わりにくい構造を採用しています。

これにより、鉄骨の弱点とされがちな熱橋の影響を最小限に抑え、高い断熱性能を確保しています。

木造(シャーウッド)の断熱性:木材そのものの特性

一方、木造のシャーウッドは、構造材である木そのものが熱を伝えにくいという、断熱性に有利な特性を持っています。

木の熱伝導率は、鉄の約350分の1とも言われており、構造体自体が熱橋になりにくいのが大きなメリットです。

積水ハウスでは、この木の特性を活かしつつ、壁や天井、床に高性能な断熱材を隙間なく施工することで、極めて高い断熱性能を実現しています。

特に、窓には断熱性能の高いアルミ樹脂複合サッシやトリプルガラスなどを標準的に採用し、家全体を魔法瓶のように包み込むことで、エネルギーロスを徹底的に防ぎます。

UA値で見る断熱性能

住宅の断熱性能は「UA値(外皮平均熱貫流率)」という数値で表され、この値が小さいほど性能が高いことを示します。

積水ハウスでは、鉄骨・木造ともに国の定める省エネ基準を大きく上回る高い断熱性能を標準仕様としています。

商品や仕様によってUA値は異なりますが、どちらの構造を選んでも、オプションでさらに性能を高める「ZEH(ゼッチ)」仕様などにすることも可能です。

鉄骨と木造で断熱性能に根本的な優劣があるというよりは、どちらの構造でも高いレベルの断熱性を実現できる、と考えるのが適切です。

ただし、木が本来持つ断熱性の高さや、熱橋リスクが原理的に少ないという点に魅力を感じる方にとっては、木造のシャーウッドがより魅力的に映るかもしれません。

最終的にはモデルハウスなどで実際の温熱環境を体感し、その快適さを比較してみることをお勧めします。

外壁のバリエーションとメンテナンス

家の外観の印象を決定づける「外壁」は、デザイン性だけでなく、耐久性やメンテナンス性も考慮して選びたい重要な要素です。

積水ハウスでは、鉄骨造と木造(シャーウッド)で、選べる外壁材のラインナップが異なります。

それぞれの特徴を理解し、どちらが自分の理想に合っているか考えてみましょう。

鉄骨造の代表的な外壁:「ダインコンクリート」

積水ハウスの鉄骨住宅を象徴する外壁材が「ダインコンクリート」です。

これは、積水ハウスが独自に開発した高性能なコンクリート外壁で、その最大の魅力は、彫りの深いデザインによる重厚感と高級感にあります。

デザインのバリエーションも豊富で、邸宅と呼ぶにふさわしい風格のある外観を演出できます。

見た目だけでなく、性能面でも非常に優れています。

  1. 耐久性: 長期間にわたって紫外線や風雨による劣化が少なく、美しさを保ちます。
  2. 防火性: コンクリートであるため、火災に非常に強いという特長があります。
  3. 遮音性: 厚みのある構造が、外部の騒音を効果的にシャットアウトします。

このダインコンクリートの存在が、鉄骨造を選ぶ決め手になるという方も少なくありません。

木造(シャーウッド)の代表的な外壁:「ベルバーン」

一方、木造のシャーウッドで選べる代表的な外壁材が「ベルバーン」です。

ベルバーンは、土を主成分とした素材を高温で焼き固めて作られる「陶版外壁」です。

焼き物ならではの自然で温かみのある風合いと、一枚一枚異なる豊かな表情が、上質で落ち着いた外観を生み出します。

性能面では、特にその耐久性が際立っています。

焼き物であるため、色褪せや変質がほとんどなく、紫外線や酸性雨にも非常に強いのが特徴です。「メンテナンスフリー」と謳われるほど、長期にわたって美観を維持できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

その他の外壁とメンテナンス

積水ハウスでは、上記の他にも、吹き付け仕上げの外壁など、複数の選択肢が用意されています。

メンテナンスに関しては、ダインコンクリートもベルバーンも非常に優れた耐久性を誇りますが、建物の美観を長期間保つためには、定期的な点検や、目地(コーキング)のメンテナンスが必要になる場合があります。

特に、外壁材そのものの耐久性が高くても、パネルとパネルをつなぐ目地部分は、15年~20年程度でメンテナンスを検討するのが一般的です。

外壁材を選ぶ際には、初期のデザインや費用だけでなく、こうした長期的なメンテナンス計画やコストについても、担当者によく確認しておくことが大切です。

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積水ハウスの鉄骨と木造どっちを選ぶか後悔しないポイント

この章のポイント
  • ➤木の温もりが魅力のシャーウッド
  • ➤重厚感のあるダインコンクリートの特徴
  • ➤それぞれのメリット・デメリットを比較
  • ➤人気やシェア率から見る選び方
  • ➤ライフプランから考える選び方のコツ
  • ➤結論!積水ハウスの鉄骨と木造どっちが最適か

木の温もりが魅力のシャーウッド

積水ハウスの木造住宅「シャーウッド」を選ぶ人々が、最も大きな魅力として挙げるのが、やはり「木の温もり」です。

木は、視覚的にも触感的にも、人に安らぎと心地よさを与えてくれる素材です。

シャーウッドでは、構造材だけでなく、内装にも木をふんだんに使うことで、温かみのある、くつろぎの空間を創り出すことができます。

デザイン性の高さと心地よさ

シャーウッドの魅力は、単に木を使っているというだけではありません。

前述した独自の「シャーウッド構法」により、木造でありながら柱や壁の少ない、開放的な大空間を実現できます。

リビングに大きな吹き抜けを設けたり、庭と室内を一体に感じられる大開口の窓を設置したりと、自由な発想で理想の間取りを追求できるのです。

現しになった美しい梁や柱は、それ自体がインテリアの一部となり、空間に上質さと個性を与えてくれます。

自然素材に囲まれ、光と風が通り抜ける心地よい空間は、日々の暮らしに豊かさをもたらしてくれるでしょう。

木の持つ機能性

木は、デザイン性だけでなく、優れた機能性も持ち合わせています。

その一つが「調湿性」です。

木は、室内の湿度が高いときには湿気を吸収し、乾燥しているときには湿気を放出するという、天然のエアコンのような働きをします。

これにより、室内環境が安定し、結露の発生を抑えたり、夏はジメジメ感を、冬は過乾燥を和らげてくれたりする効果が期待できます。

また、木材は音を適度に吸収し、まろやかに響かせる効果もあるため、心地よい音響空間を作り出します。

こうした木の持つ自然の力が、シャーウッドの住み心地の良さにつながっているのです。

シャーウッドを選ぶということ

シャーウッドを選ぶということは、単に木造住宅を選ぶということ以上の意味を持ちます。

それは、積水ハウスが誇る最先端の技術によって、伝統的な木の家の良さと、現代の住宅に求められる高い性能(耐震性、断熱性、設計自由度)を両立させた住まいを手に入れるということです。

木の家に憧れがあるけれど、性能面で妥協はしたくない、という方にとって、シャーウッドは非常に魅力的な選択肢となるはずです。

日本の気候風土に合った木の家で、永く快適に暮らしたいと考えるなら、シャーウッドの持つ独自の価値を深く検討してみることをお勧めします。

重厚感のあるダインコンクリートの特徴

積水ハウスの鉄骨住宅を語る上で欠かせないのが、その象徴ともいえる外壁材「ダインコンクリート」の存在です。

このダインコンクリートが持つ独特の重厚感とデザイン性に惹かれて、鉄骨造を選ぶというお客様は非常に多くいらっしゃいます。

ここでは、ダインコンクリートの具体的な特徴とその魅力について掘り下げていきます。

圧倒的な存在感を放つデザイン

ダインコンクリートの最大の特徴は、その彫りの深い、立体的なデザインにあります。

一般的なサイディング外壁とは一線を画す、一枚岩のような力強い質感と陰影豊かな表情は、建物に圧倒的な存在感と高級感をもたらします。

デザインパターンも、モダンでシャープな印象のものから、温かみのあるナチュラルなテイストのものまで、多彩なラインナップが用意されています。

これにより、都会的な邸宅から、自然に溶け込むような落ち着いた住まいまで、オーナーの美意識を反映した、オリジナリティあふれる外観デザインを可能にします。

何年経っても色褪せないそのデザイン性は、住まう人の誇りとなり、街並みにも貢献する資産価値の高い外観を創り出します。

デザインだけではない、卓越した性能

ダインコンクリートの魅力は、デザイン性だけにとどまりません。

外壁材として求められる様々な性能において、極めて高いレベルを誇ります。

  • 防火性: 不燃材料であるコンクリートを主成分としているため、万が一の火災時にも燃え広がりにくく、家族の安全を守ります。
  • 耐久性: 厳しい自然環境に長期間耐えうる高い耐久性を持ち、塗り替えなどの大規模なメンテナンスの頻度を減らすことができます。
  • 遮音性: その厚みと重量により、外部からの車の音や雨音などを効果的に遮断し、静かで快適な室内環境を保ちます。
  • 耐衝撃性: 物理的な衝撃にも強く、飛来物などによる損傷のリスクを低減します。

鉄骨構造との相性

このダインコンクリートは、積水ハウスの強靭な鉄骨構造と組み合わせることで、その真価を最大限に発揮します。

重量のあるダインコンクリートを支えることができるのは、高強度な鉄骨の躯体があってこそです。

鉄骨の構造的な強さと、ダインコンクリートの堅牢な外壁が一体となることで、耐震性、防火性、耐久性のすべてを兼ね備えた、非常に安全で安心な住まいが実現します。

家の顔となる外観に、他にはない重厚感や個性を求め、かつ長期的に安心して暮らせる高い性能を重視する方にとって、ダインコンクリートは非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。

それぞれのメリット・デメリットを比較

ここまで、積水ハウスの鉄骨と木造(シャーウッド)について、様々な角度から特徴を見てきました。

しかし、情報が多くて結局どちらが良いのか分からなくなってしまった、という方もいるかもしれません。

そこで、後悔しない選択をするために、一度ここで両者のメリット・デメリットを整理し、客観的に比較してみましょう。

どちらの構造も一長一短があり、ご自身の価値観やライフスタイルと照らし合わせることが、最適な選択への近道です。

鉄骨造のメリット・デメリット

【メリット】

  • 設計の自由度が高い:柱の少ない大空間や大開口、ビルトインガレージなどが得意。
  • 品質が安定:工場生産による部材のため、品質にばらつきが少ない。
  • 工期が比較的短い:プレハブ工法のため、現場での作業が効率的。
  • 制震システム:独自の制震構造「シーカス」で揺れを抑え、安心感が高い。
  • 外壁の選択肢:重厚感のある「ダインコンクリート」が選べる。

【デメリット】

  • 価格がやや高めになる傾向:坪単価は木造より高くなることが多い。
  • 熱橋のリスク:対策はされているが、原理的に熱を伝えやすい。
  • 木の温もり感は少ない:内装で工夫はできるが、構造体としての温かみは木造に劣る。
  • 解体費用が高くなる可能性:頑丈な構造のため、将来的な解体コストがかさむ場合がある。

木造(シャーウッド)のメリット・デメリット

【メリット】

  • 木の温もりとデザイン性:自然素材ならではの心地よさと美しいデザイン。
  • 高い断熱性・調湿性:木が本来持つ性能により、快適な室内環境を実現しやすい。
  • 高い設計自由度:独自のラーメン構法により、木造とは思えない開放的な空間が可能。
  • 外壁「ベルバーン」:焼き物ならではの風合いと高い耐久性が魅力。
  • 鉄骨に比べコストを抑えやすい:同程度の仕様であれば、価格が割安になる傾向がある。

【デメリット】

  • シロアリ対策が必須:木材である以上、防蟻処理などの対策は欠かせない。
  • 職人の技術力に影響される部分も:プレハブ工法に比べ、現場での施工品質が重要になる。
  • 間取りの制約が鉄骨よりは大きい:ラーメン構法でも、極端な大スパンは鉄骨に軍配が上がることも。

このように、メリットとデメリットは表裏一体です。

例えば、鉄骨造の工業化製品としての安定性は大きなメリットですが、木の家のようなぬくもりは感じにくいかもしれません。

一方で、シャーウッドの木の質感は魅力的ですが、そのためには定期的なメンテナンスへの意識も必要になります。

どちらが良い・悪いではなく、これらの特性を理解した上で、自分たちが家づくりにおいて何を最も大切にしたいのかを明確にすることが、後悔しない選択につながります。

人気やシェア率から見る選び方

家づくりを検討する際、他の人がどちらを選んでいるのか、つまり「人気」や「シェア率」は気になる情報の一つです。

多くの人が選んでいる方には、それなりの理由があるはずだと考えるのは自然なことでしょう。

積水ハウスの鉄骨と木造、それぞれの人気やシェアの状況はどうなっているのでしょうか。

積水ハウス全体のシェア

まず、積水ハウス全体の販売棟数を見ると、長年にわたりハウスメーカー業界でトップクラスの実績を誇っています。

その中で、鉄骨と木造の比率については、公式に詳細なデータが常に公開されているわけではありませんが、一般的には鉄骨造の方が木造(シャーウッド)よりも多い傾向にあると言われています。

これは、積水ハウスがもともと鉄骨住宅からスタートし、「セキスイハイム」と並んで「鉄骨の家」というブランドイメージが強かった歴史的背景も関係しているでしょう。

人気はなぜ生まれるのか?

鉄骨造のシェアが高い理由としては、以下のような点が考えられます。

  • ブランドイメージ:積水ハウス=高品質な鉄骨住宅という安心感。
  • ダインコンクリートの魅力:他社にはない重厚な外壁デザインへの憧れ。
  • 都市部での需要:3階建てやビルトインガレージなど、都市部の限られた敷地に対応しやすい。
  • 法人需要:アパートや賃貸併用住宅などでは、鉄骨造が選ばれることが多い。

一方で、近年では木造住宅「シャーウッド」の人気も非常に高まっています。

環境意識の高まりや、自然素材への回帰といった社会的なトレンドを背景に、木の家の持つ心地よさやデザイン性が見直されています。

積水ハウスのシャーウッドは、従来の木造のイメージを覆す高い性能と設計自由度を誇るため、「性能もデザインも妥協したくない」という層から絶大な支持を集めています。

人気やシェアに惑わされない選び方

人気やシェア率は、あくまで一つの参考情報です。

「みんなが選んでいるから」という理由だけで決めてしまうと、後悔につながる可能性があります。

大切なのは、なぜその構造が人気なのか、その理由を理解した上で、自分たちの家づくりに合っているかどうかを判断することです。

例えば、重厚感のあるデザインを求めるなら人気の鉄骨+ダインコンクリートが合っているかもしれませんし、ナチュラルで温かみのある暮らしを望むなら、人気が高まっているシャーウッドが最適かもしれません。

シェア率という数字の裏にある、それぞれの構造が持つ本質的な価値を見極めることが、賢い選び方と言えるでしょう。

ライフプランから考える選び方のコツ

積水ハウスの鉄骨と木造どっちを選ぶかという問題は、最終的には自分たちの「ライフプラン」に照らし合わせて考えることが、後悔しないための最も重要なコツです。

家は、これから何十年という長い時間を過ごす場所です。

現在の価値観だけでなく、将来の家族構成の変化や暮らし方の希望まで見据えて、最適な選択をしましょう。

家族構成の変化を考える

将来、家族が増える可能性があるのか、あるいは子供が独立した後の夫婦二人の暮らしが中心になるのかによって、求められる家の形は変わってきます。

例えば、将来的に間取りの変更(リフォーム)を視野に入れる場合、鉄骨造も木造のシャーウッドも、ラーメン構造によって比較的リフォームしやすいという共通のメリットがあります。

しかし、鉄骨造の方がより大きな空間を作りやすいため、大胆な間取り変更には有利な場合があります。

一方で、シャーウッドの木の温もりは、子育て世代にとっても、シニア世代にとっても、心地よい安らぎを与えてくれるでしょう。

どのような暮らし方をしたいか

自分たちが「どのような暮らしをしたいか」を具体的にイメージすることも大切です。

  1. 開放的なリビングで家族や友人と集いたい → 大空間が得意な鉄骨造、あるいはシャーウッドの吹き抜けプラン。
  2. 自然素材に囲まれた、落ち着いた暮らしがしたい → 木の温もりを存分に感じられるシャーウッド。
  3. 都会的でモダンな、誰もが憧れる邸宅に住みたい → ダインコンクリートが映える鉄骨造。
  4. 趣味の車を眺められるビルトインガレージが欲しい → 構造的に有利な鉄骨造。

このように、理想のライフスタイルを思い描くことで、どちらの構造がよりそのイメージに近いかを判断しやすくなります。

長期的な視点でコストを考える

初期の建築費用だけでなく、将来にわたるメンテナンスコストや光熱費もライフプランの一部です。

例えば、断熱性能は光熱費に直結します。

鉄骨・木造ともに高い断熱性を誇りますが、それぞれの特性を理解し、ZEH仕様にするかどうかも含めて検討しましょう。

また、外壁のメンテナンス計画も重要です。

ダインコンクリートやベルバーンは非常に高耐久ですが、目地のメンテナンスなど、長期的な視点での費用計画を立てておくことが、安心して暮らし続けるためのポイントになります。

積水ハウスの担当者と、自分たちの将来の夢や計画についてじっくりと話し合い、プロの視点からアドバイスをもらうことが、理想のライフプランを実現する家づくりへの最短ルートと言えるでしょう。

結論!積水ハウスの鉄骨と木造どっちが最適か

さて、ここまで積水ハウスの鉄骨と木造について、価格、構造、耐震性、断熱性、デザイン、そして選び方のポイントまで、多角的に比較してきました。

様々な情報を踏まえた上で、結局のところ、積水ハウスの鉄骨と木造どっちがあなたにとって最適な選択なのでしょうか。

結論として、この問いに対する唯一絶対の答えはありません。

なぜなら、最高の家とは、住む人の価値観やライフスタイルにぴったりと合っている家のことだからです。

鉄骨には鉄骨の、木造には木造の、それぞれに譲れない素晴らしい魅力があります。

大切なのは、それぞれのメリットとデメリットを正しく理解し、自分たちが家づくりにおいて何を最も優先したいのか、その優先順位を明確にすることです。

あなたがモダンで重厚なデザインを好み、大開口のある開放的な空間を求めるならば、ダインコンクリートを擁する鉄骨造が魅力的に映るでしょう。

一方で、自然素材の温もりに包まれ、木の家の心地よさと高い性能を両立させたいと願うならば、シャーウッドがその夢を叶えてくれるはずです。

どちらの選択をしても、積水ハウスが長年培ってきた最高の技術力と品質によって、高いレベルの安全性と快適性が約束されています。

この記事で得た知識をもとに、ぜひご自身の理想の暮らしを思い描き、展示場や見学会で実際の建物を体感してみてください。

そして、ご家族でじっくりと話し合い、心から納得できる選択をすることが、後悔のない、満足度の高い家づくりにつながるのです。

この記事のまとめ
  • ➤積水ハウスの選択肢は主に軽量鉄骨造と木造(シャーウッド)
  • ➤鉄骨は品質が安定し大空間が得意なプレハブ工法
  • ➤木造は独自のラーメン構法で設計自由度が高いシャーウッド
  • ➤価格は鉄骨がやや高い傾向だが仕様により逆転もあり得る
  • ➤坪単価だけでなく総額と仕様で比較することが重要
  • ➤耐震性は鉄骨・木造ともに最高等級3をクリア可能で安心
  • ➤鉄骨は制震システム「シーカス」で揺れを吸収する
  • ➤木造は強固な構造体で地震の力に耐える高い耐震性を持つ
  • ➤断熱性はどちらも高性能だが木は素材自体が熱を伝えにくい
  • ➤鉄骨の象徴的な外壁は重厚感のあるダインコンクリート
  • ➤木造の代表的な外壁は高耐久な陶版のベルバーン
  • ➤メリット・デメリットを理解し自分の価値観と照合することが大切
  • ➤人気やシェアは鉄骨が優勢だがシャーウッドの人気も高まっている
  • ➤ライフプランや理想の暮らし方から最適な構造を考えるべき
  • ➤最終的に積水ハウスの鉄骨と木造どっちが良いかは人それぞれ
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