新築の家づくりは、多くの人にとって一生に一度の大きなプロジェクトです。
その中でもキッチンは、毎日使う場所だからこそ、使い勝手やデザインにこだわりたいと考える方は少なくありません。
しかし、意外な落とし穴となりがちなのがカップボードの計画です。
安易に決めてしまった結果、新築のカップ ボードで後悔しているという声は、実は非常に多く聞かれます。
サイズが合わずに収納力が不足したり、家電の置き場所に困ったり、ゴミ箱のスペースを確保できず生活感が出てしまったりと、後悔の理由はさまざまです。
また、コンセントの位置や数、扉の開き方といった細かい点での失敗も、日々のストレスにつながるでしょう。
この記事では、新築のカップ ボードで後悔しないために、よくある失敗事例とその具体的な対策を徹底的に解説します。
カップボード選びのポイントをしっかり押さえ、あなたの理想のキッチン、そして理想の家づくりを実現するための一助となれば幸いです。
さらに、失敗を避けるための最も重要なステップとして、複数の住宅メーカーから間取りや費用の提案を受けることの重要性にも触れていきます。
自分に合ったプランに出会うことが、後悔しない家づくりの鍵となるでしょう。
- ➤新築カップボードでよくある後悔の具体例
 - ➤収納力不足を招くサイズ選びの失敗
 - ➤ゴミ箱や家電の置き場所に関する問題点
 - ➤コンセント計画の重要性と失敗しないコツ
 - ➤キッチン全体の動線を考えたカップボードの配置
 - ➤後悔を避けるための具体的な対策と選び方のポイント
 - ➤理想の家づくりのための住宅会社選びの重要性
 
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新築のカップボードで後悔する多くの理由
- ➤サイズ選びで収納力が足りない
 - ➤ゴミ箱の置き場所を考えていなかった
 - ➤コンセントの位置と数が不便
 - ➤圧迫感がありキッチンが狭く感じる
 - ➤通路幅が狭く動線を妨げている
 
夢のマイホームで、特にこだわりたい場所の一つがキッチンです。
そのキッチンの印象や使い勝手を大きく左右するのがカップボードですが、この選定でつまずいてしまうケースが後を絶ちません。
ここでは、多くの方が直面する、新築のカップボードで後悔する具体的な理由について深掘りしていきます。
これらの失敗例を事前に知っておくことが、後悔を避けるための第一歩となるでしょう。
サイズ選びで収納力が足りない
新築のカップボードで後悔する最も一般的な理由の一つが、サイズ選びの失敗による収納力不足です。
「これくらいあれば十分だろう」という漠然とした考えでサイズを決めてしまうと、後で大変なことになります。
例えば、現在持っている食器の量だけで判断してしまうケースです。
結婚式の引き出物や、新しい生活を機に購入する食器、さらには子供の成長に合わせて増えていくお弁当箱や水筒など、食器類は予想以上に増えていきます。
また、食器だけでなく、ホットプレートやミキサー、フードプロセッサーといった調理家電、買い置きの食品ストックなどを収納するスペースも必要です。
これらの収納量を具体的に見積もらずにカップボードを設置した結果、「食器が入りきらない」「家電を置く場所がない」といった状況に陥るのです。
特に奥行きの確認は重要です。
一般的な食器棚の奥行きは約45cmが主流ですが、大型のオーブンレンジなどは奥行きが50cmを超えるモデルも存在します。
せっかくカウンター付きのカップボードを選んだのに、家電がはみ出して見栄えが悪くなるだけでなく、調理スペースを圧迫してしまうこともあります。
横幅や高さも同様に重要で、キッチンのスペースに対して小さすぎると収納力が不足し、逆に大きすぎると圧迫感が出てしまいます。
収納力を最大限に確保したい場合は、床から天井までのトールタイプを選ぶのが有効ですが、その際も上段の棚が使いやすい高さにあるか、踏み台が必要になるかなどをシミュレーションしておくことが大切です。
このように、現在の持ち物だけでなく、将来的なライフスタイルの変化まで見越して、余裕を持ったサイズ計画を立てることが、収納に関する後悔を避ける鍵となります。
ゴミ箱の置き場所を考えていなかった
日常生活において、ゴミ箱は必要不可欠なアイテムです。
しかし、家づくりの計画段階では、このゴミ箱の存在が見落とされがちです。
特にキッチンでは、可燃ゴミ、不燃ゴミ、プラスチック、缶、瓶、ペットボトルなど、分別するゴミの種類が多く、複数のゴミ箱が必要になります。
このゴミ箱の定位置を決めずにカップボードを設置してしまうと、多くの方が後悔することになります。
よくある失敗例は、デザイン性の高いキッチンが完成した後に、仕方なく剥き出しのゴミ箱をキッチンの隅に置くケースです。
これでは、せっかくの美しい空間に生活感が出てしまい、見た目の満足度が大きく下がってしまいます。
また、ゴミ箱が通路にはみ出していると、調理中の動線を妨げ、作業効率を低下させる原因にもなるでしょう。
ゴミ箱から発生する臭いの問題も無視できません。
蓋付きのゴミ箱を選んでも、開閉時に臭いが漏れることは避けられません。
調理スペースやダイニングテーブルの近くにゴミ箱があると、せっかくの食事の時間が台無しになってしまう可能性もあります。
こうした問題を解決するためには、カップボードの設計段階でゴミ箱スペースを組み込んでおくのが最もスマートな方法です。
例えば、カップボードの下部を引き出し式のゴミ箱スペースにする「ダストボックスワゴン」を採用する方法があります。
これなら、ゴミ箱を完全に隠すことができ、キッチンの美観を損ないません。
必要な時だけ引き出して使えるため、動線の邪魔にもならず、臭いも軽減できます。
その際には、現在住んでいる自治体のゴミ分別のルールを確認し、必要なゴミ箱の数とサイズを正確に把握した上で、十分なスペースを確保することが重要です。
ゴミ箱計画は、後からでは取り返しがつきにくい部分なので、必ず初期段階で検討しましょう。
コンセントの位置と数が不便
現代のキッチンは、多種多様な家電製品であふれています。
電子レンジ、炊飯器、オーブントースター、電気ケトル、コーヒーメーカーはもはや必需品と言えるでしょう。
それに加えて、ホームベーカリーや電気圧力鍋、ブレンダーなど、便利な調理家電を愛用している家庭も少なくありません。
これらの家電を快適に使うために不可欠なのがコンセントですが、その位置と数が不適切だったために、新築のカップ ボードで後悔するケースが非常に多いのです。
最も多い失敗は、単純にコンセントの数が足りないという問題です。
カップボードのカウンター上に2口コンセントを1つだけ設置したものの、いざ生活を始めてみると、電子レンジと炊飯器を同時に使うだけで塞がってしまい、ケトルでお湯を沸かす際にはいちいちプラグを差し替えなければならない、といった事態に陥ります。
一時的にハンドミキサーなどを使いたい場合にも不便を感じるでしょう。
結果として、見た目の悪い延長コードやテーブルタップを使わざるを得なくなり、せっかくの新築キッチンが配線でごちゃごちゃしてしまうのです。
コンセントの位置も同様に重要です。
例えば、カウンターの端にしかコンセントがないと、置きたい家電の配置が制限されてしまいます。
また、アース付きのコンセントが必要な電子レンジのために、適切な位置にアース端子付きコンセントを設置しておく配慮も必要です。
最近では、カップボードの吊戸棚の下や、カウンターの内部にコンセントを設置するケースも増えています。
カウンター内部に設ければ、使用時以外は家電を隠して収納でき、キッチンをすっきりと見せることが可能です。
ただし、炊飯器や電気ケトルのように蒸気が発生する家電を収納内で使用する場合は、蒸気排出機能付きの棚板を選ぶなど、湿気対策を忘れてはいけません。
後からコンセントを増設するのは、壁内に配線を通す大掛かりな工事が必要となり、費用も時間もかかります。
そのため、設計段階で「どの家電を」「どこで」「いくつ同時に」使う可能性があるかを具体的にリストアップし、少し余裕を持たせた数のコンセントを、最適な位置に計画しておくことが、後悔しないための絶対条件と言えるでしょう。
圧迫感がありキッチンが狭く感じる
収納力を重視するあまり、大きなカップボードを選んだ結果、キッチン全体に圧迫感が生まれてしまい、後悔するケースも少なくありません。
特に、日本の住宅事情ではキッチンスペースが限られていることが多く、カップボードの存在感が空間の印象を大きく左右します。
床から天井まで届くような大型のカップボードは、確かに圧倒的な収納力を誇りますが、その分だけ壁面が覆われるため、空間に抜け感がなくなり、部屋が狭く感じられる原因となります。
また、色の選択も圧迫感に大きく影響します。
ダークブラウンやブラックなどの濃い色のカップボードは、高級感や落ち着いた雰囲気を演出できますが、同時に空間を引き締めて見せる効果があるため、狭いキッチンでは圧迫感を強調してしまう可能性があります。
光を反射しにくいマットな質感の素材も、同様に部屋を狭く感じさせることがあります。
この問題を避けるためには、まずキッチンの広さとカップボードのサイズのバランスを慎重に検討することが大切です。
もし収納力と開放感を両立させたいのであれば、上下が分かれたセパレートタイプのカップボードを選ぶのが一つの方法です。
カウンター部分に空間が生まれることで、視線が抜け、圧迫感を軽減できます。
上部の吊戸棚を、奥行きの浅いものにしたり、扉をすりガラスや透明なガラスにしたりするのも効果的です。
ガラス扉は内部が透けて見えるため、圧迫感を和らげ、お気に入りの食器を飾る「見せる収納」としても楽しめます。
色選びにおいては、壁紙の色に近いホワイトやアイボリー、明るいベージュなどの膨張色を選ぶと、空間を広く見せる効果が期待できます。
光沢のある素材を選ぶと、照明の光を反射してキッチン全体を明るく見せてくれるため、こちらも圧迫感の軽減に繋がります。
大切なのは、収納量という機能面だけでなく、カップボードがインテリアの一部として空間全体に与える影響を考慮することです。
ショールームで単体として見た時の印象と、実際に自宅のキッチンに設置した際の印象は異なる場合があるため、必ず間取り図と照らし合わせながら、慎重に検討を進めましょう。
通路幅が狭く動線を妨げている
キッチンの使いやすさは、「動線」によって大きく左右されます。
動線とは、調理や配膳、片付けなどの作業中に人が移動する経路のことで、この動線がスムーズでないと、日々のキッチン作業が大きなストレスになってしまいます。
新築のカップボードで後悔する理由として、この動線を考慮せずに設置してしまい、通路幅が狭くなってしまったという点が挙げられます。
例えば、キッチンとカップボードの間の通路が狭すぎると、様々な問題が発生します。
まず、一人で作業している時でさえ、窮屈さを感じるでしょう。
カップボードの引き出しや扉を開けた際に、後ろを通りにくくなったり、身体をよけなければならなくなったりします。
特に、食洗機やオーブンレンジの扉を開けた状態では、通路が完全に塞がれてしまうことも考えられます。
これが、夫婦で一緒に料理をしたり、お子さんが手伝いに来たりする場面では、さらに深刻な問題となります。
二人分の動線が確保されていないと、すれ違うたびにお互いが邪魔になり、効率が悪いだけでなく、熱い鍋などを持っている際には非常に危険です。
一般的に、一人で作業する場合でも、キッチンとカップボード間の通路幅は最低でも80cm~90cmは必要とされています。
複数人で作業することが多い家庭では、110cm~120cm程度の余裕を持たせておくと、すれ違いもスムーズになり、快適に作業できます。
この通路幅を確保するためには、カップボードの奥行きが重要な要素となります。
先述の通り、大型の調理家電を置くためには奥行きのあるカップボードが必要ですが、それが通路幅を犠牲にしてしまうのであれば、本末転倒です。
キッチンのレイアウト全体を見直し、場合によってはカップボードのサイズや形状を再検討する必要があります。
家づくりの計画段階では、図面上の数字だけで判断しがちですが、実際にその空間に立った時の感覚をイメージすることが極めて重要です。
メジャーを使って自宅の通路幅を測ってみたり、住宅展示場などで実際のキッチンの通路幅を体感してみたりすることで、図面だけでは分からないスケール感を掴むことができます。
快適なキッチンライフを送るために、収納力と動線のバランスをしっかりと見極めましょう。
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新築のカップボードで後悔しないための対策
- ➤家電のサイズと数を把握する
 - ➤デザインや素材はキッチンの統一感を重視
 - ➤価格と機能のバランスを見極める
 - ➤複数の住宅会社から提案をもらう
 - ➤理想の家づくりには相見積もりが重要で、新築のカップ ボードで後悔を避ける
 
これまで、新築のカップボードで後悔しがちな多くの理由を見てきました。
しかし、これらの失敗は、事前の計画と少しの工夫で十分に防ぐことが可能です。
この章では、後悔を未然に防ぎ、満足のいくカップボード選びを実現するための具体的な対策について解説していきます。
これらのポイントを押さえることで、あなたの新築のカップ ボードで後悔するリスクを大幅に減らすことができるでしょう。
家電のサイズと数を把握する
新築のカップボードで後悔しないための対策として、まず最初に行うべきことは、手持ちの家電、そして将来的に購入を検討している家電のサイズと数を正確に把握することです。
これは、コンセント計画や収納スペースの確保、カウンターの奥行き決定など、カップボード設計のあらゆる側面に影響を与える、非常に重要なステップです。
まずは、現在キッチンで使用している家電をすべてリストアップしてみましょう。
- 電子レンジ・オーブンレンジ
 - 炊飯器
 - 電気ケトル・電気ポット
 - オーブントースター
 - コーヒーメーカー
 - ミキサー・ブレンダー
 - フードプロセッサー
 - ホームベーカリー
 
これらのリストを作成したら、それぞれの製品の「幅」「奥行き」「高さ」をメジャーで実測し、記録しておきます。
特に見落としがちなのが、奥行きです。
オーブンレンジなどは、本体サイズに加えて、背面や側面に放熱のためのスペースが必要なモデルがほとんどです。
取扱説明書を確認し、必要な放熱スペースを含めた寸法を把握しておくことが不可欠です。
この確認を怠ると、せっかく設けたスペースに家電が収まらない、あるいは無理に設置してしまい故障や火災の原因になる、といった最悪の事態も考えられます。
次に、これらの家電を「常にカウンターに出しておくもの」「使う時だけ出すもの」「隠して収納したいもの」に分類します。
例えば、電子レンジや炊飯器は常設、ミキサーは使う時だけ、といった具合です。
この分類によって、必要なカウンタースペースの広さや、収納内部に必要な棚のサイズ、そしてコンセントの最適な位置が見えてきます。
さらに、新居で新たに購入したい憧れの家電がある場合は、それもリストに加え、製品カタログや公式サイトでサイズを調べておきましょう。
「いつかバルミューダのトースターが欲しい」「ヘルシオのオーブンに買い替えたい」といった希望があるなら、そのサイズに合わせてスペースを確保しておくことで、将来の楽しみが広がります。
この地道な作業が、結果的に「家電が置けない」「配線がごちゃごちゃ」といった後悔を防ぎ、機能的で美しいキッチンを実現するための礎となるのです。
デザインや素材はキッチンの統一感を重視
カップボードは、収納家具であると同時に、キッチンのインテリアを構成する重要な要素です。
機能性ばかりを追求するあまり、デザインや素材の選定を疎かにすると、キッチン全体の雰囲気がちぐはぐになり、「なんだか落ち着かない空間になってしまった」という後悔に繋がります。
そうならないためには、カップボードを単体で考えるのではなく、キッチンシステムや床材、壁紙、さらにはダイニングやリビングとの繋がりまで考慮して、空間全体の統一感を重視することが大切です。
最も簡単な方法は、設置するキッチンシステムと同じメーカー、同じシリーズのカップボードを選ぶことです。
これにより、扉の色や素材、取っ手のデザインなどが完全に一致するため、誰が見てもまとまりのある、洗練された空間を作り出すことができます。
多くのハウスメーカーや工務店では、この方法を標準として推奨しています。
一方で、コストを抑えるために、あるいはデザインの選択肢を広げるために、キッチンとは別の家具メーカーのカップボードを選ぶという選択肢もあります。
この場合は、より慎重な色合わせ、素材合わせが求められます。
完全に同じ色でなくても、例えばキッチンの扉が木目調なら、カップボードも近い色味の木目調で合わせる、キッチンのワークトップがステンレスなら、カップボードの取っ手をシルバー系で統一するなど、どこかに共通の要素を持たせることで、一体感を演出できます。
素材の質感も重要です。
光沢のある鏡面仕上げは、モダンで清潔感のある印象を与え、空間を広く見せる効果があります。
一方、マットな仕上げは、落ち着いたシックな雰囲気を醸し出します。
どちらが良いというわけではなく、目指すインテリアのテイストに合わせて選ぶことが肝心です。
小さなサンプルだけでなく、できるだけ大きな面材サンプルを取り寄せたり、ショールームで実物を確認したりして、光の当たり方による色の見え方の違いなどをチェックすることをおすすめします。
壁紙との相性も考慮し、圧迫感が出ないように配慮することも忘れてはいけません。
統一感のある美しいキッチンは、毎日の料理の時間をより楽しいものにしてくれるはずです。
価格と機能のバランスを見極める
カップボード選びは、夢や理想が膨らむ一方で、現実的な予算との兼ね合いも考えなければなりません。
新築の家づくりでは、建物本体以外にも外構やインテリア、諸費用など、様々なお金がかかります。
その中で、カップボードにどれだけの予算を割くことができるのか、あらかじめ上限を決めておくことが賢明です。
カップボードの価格は、まさにピンからキリまであります。
価格を左右する主な要因は以下の通りです。
- メーカー(キッチンメーカー純正品、家具メーカー品、造作など)
 - サイズ(幅、高さ、奥行き)
 - 素材(扉やカウンターの材質)
 - 機能(ソフトクローズ、耐震ラッチ、蒸気排出ユニットなど)
 
一般的に、キッチンメーカーの純正品は高価な傾向にありますが、デザインの統一感や保証面での安心感があります。
家具メーカー品は、比較的安価でデザインも豊富ですが、サイズが規格品に限られる場合が多いです。
造作家具は、自宅のスペースにぴったり合わせて作れる完全オーダーメイドですが、その分費用は最も高くなります。
ここで重要なのが、価格と機能のバランスを見極めることです。
予算を抑えたいからといって、安易に最も安価なものを選ぶと、収納力が足りなかったり、引き出しがスムーズに動かなかったり、数年で表面が剥がれてきたりと、結局は「安物買いの銭失い」となり、後悔に繋がる可能性があります。
逆に、予算があるからと、必要以上に高機能なオプションをすべて盛り込むのも考えものです。
例えば、食器の数がそれほど多くないのに、高価な昇降式の吊戸棚を追加する必要はあるでしょうか。
大切なのは、自分たちのライフスタイルにとって、どの機能が本当に必要なのか、「must(必須)」の機能と「want(あれば嬉しい)」の機能を整理することです。
例えば、「地震対策のための耐震ラッチは必須」「炊飯器からの蒸気対策ユニットは必須」だが、「食器洗い乾燥機があるので、水切り棚は不要」といった具合に、優先順位をつけていきましょう。
この優先順位が明確であれば、予算内で最大限の満足を得られるカップボードを選ぶことができます。
複数の選択肢で見積もりを取り、それぞれの価格と機能性を比較検討するプロセスを惜しまないことが、賢い選択への近道です。
複数の住宅会社から提案をもらう
これまでカップボード単体の選び方について解説してきましたが、新築のカップ ボードで後悔しないための最も効果的な対策の一つは、そもそも家づくりの計画段階で、複数の住宅会社から提案をもらうことです。
なぜなら、カップボードは独立した家具ではなく、キッチンという空間、ひいては家全体の間取りや動線計画と密接に関わっているからです。
一つの住宅会社だけの提案を見ていると、それが最善のプランであるかのように思えてしまうことがあります。
しかし、住宅会社にはそれぞれ得意なデザインテイスト、標準として採用しているキッチンメーカー、そして設計思想があります。
A社では当たり前だった提案が、B社では全く異なるアプローチで解決される、ということは日常茶飯事です。
例えば、あなたが「収納力のある大きなカップボードが欲しい」と伝えたとします。
A社は、希望通りに大きなカップボードを配置した間取りを提案してくれるかもしれません。
しかし、B社は「カップボードを少し小さくする代わりに、隣に大容量のパントリーを設けてはいかがですか?その方が動線もすっきりしますし、コストも抑えられます」といった、全く新しい視点からの提案をしてくれる可能性があります。
また、C社は「壁面収納と一体化した造作のカップボードが得意です。空間に無駄がなく、統一感も出ますよ」と、デザイン性の高い提案をしてくれるかもしれません。
このように、複数の会社から間取りや仕様、そして見積もりの提案を受けることで、自分たちでは思いつきもしなかったようなアイデアに触れることができます。
それぞれの提案を比較検討する中で、自分たちの本当の要望や、暮らしの中で何を大切にしたいのかが、より明確になっていきます。
それは、カップボード選びだけでなく、家づくり全体における後悔のリスクを減らすことに直結します。
一社だけの話を聞いて契約を急いでしまうと、後から「もっとこうすればよかった」「あんな方法もあったのか」と気づくことが多くなります。
理想の家づくりを実現するためには、視野を広く持ち、多くの選択肢の中から最適なものを見つけ出すプロセスが不可欠なのです。
理想の家づくりには相見積もりが重要で、新築のカップ ボードで後悔を避ける
この記事の結論として、理想の家づくりを実現し、新築のカップ ボードで後悔を避けるためには、複数の住宅会社から提案と見積もりを取る「相見積もり」が極めて重要であるということを強くお伝えします。
家づくりは、何千万円という非常に大きな買い物です。
それにもかかわらず、自動車や家電製品を購入する時よりも比較検討をせずに、一社だけで決めてしまう方が多いのは不思議なことです。
相見積もりを取ることは、単に価格を比較して最も安い会社を選ぶためだけのものではありません。
もちろん、各社の価格設定やコストパフォーマンスを比較できるという大きなメリットはありますが、それ以上に重要な目的があります。
提案の質を見極める
相見積もりを取ることで、各社の設計力や提案の質を客観的に比較できます。
こちらの要望をどれだけ深く理解し、プロとしてそれを上回る提案をしてくれるか。
先ほど例に挙げたパントリーの提案のように、自分たちの想像を超える解決策を提示してくれる会社こそ、信頼できるパートナーと言えるでしょう。
カップボードの配置一つとっても、動線や採光、家族とのコミュニケーションまで考え抜かれた提案と、ただ要望通りに置いただけの提案とでは、完成後の暮らしの質が大きく変わってきます。
担当者との相性を確認する
家づくりは、契約から完成まで、そして完成後も長い付き合いが続きます。
その間、窓口となる担当者との相性は非常に重要です。
こちらの話を親身に聞いてくれるか、質問に対して的確に答えてくれるか、レスポンスは早いかなど、複数の会社の担当者と接することで、どの会社となら安心して家づくりを進められるかが見えてきます。
この人になら任せられる、という信頼感が、満足のいく家づくりには不可欠です。
最終的に、相見積もりを通じて得られる多様な情報と経験が、あなたにとっての「最適な一社」を見つけ出すための羅針盤となります。
そして、信頼できるパートナーと二人三脚で作り上げた家であれば、たとえ小さな不満があったとしても、大きな後悔に繋がることは少ないでしょう。
新築のカップ ボードで後悔しない、ひいては家づくりそのもので後悔しないために、ぜひ手間を惜しまず、複数の住宅会社にアプローチし、じっくりと比較検討することから始めてみてください。
- ➤新築カップボードの後悔で最も多いのは収納力不足
 - ➤将来増える食器や家電を見越したサイズ計画が重要
 - ➤ゴミ箱の定位置を設計段階で確保しないと生活感が出る
 - ➤カップボード下にゴミ箱スペースを設けるのがおすすめ
 - ➤家電の数と配置を考えないとコンセントが不足しがち
 - ➤コンセントは余裕を持った数と適切な位置への設置が必須
 - ➤大型や濃い色のカップボードはキッチンに圧迫感を与える
 - ➤色やデザインで開放感を演出し空間バランスを考慮する
 - ➤通路幅が狭いと調理動線を妨げ日々のストレスになる
 - ➤通路幅は最低でも80cm以上確保することが望ましい
 - ➤後悔を避けるには手持ち家電の正確なサイズ把握から始める
 - ➤キッチン全体の統一感を意識したデザイン選びが大切
 - ➤必要な機能を見極め価格とのバランスを考える
 - ➤家づくりは複数の住宅会社からの提案比較が後悔を防ぐ鍵
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